2026年9月4日、第34期大山名人杯倉敷藤花戦の準決勝で、宮澤紗希女流初段が西山朋佳女流四冠を破りました。女流棋界を代表するトップ棋士を相手に挙げた大きな金星で、宮澤女流初段は挑戦者決定戦へ進出しました。
中女流三段は準決勝で香川愛生女流四段に勝利して決勝進出を決めています。宮澤女流初段と中女流三段の一局に勝った棋士が、福間香奈倉敷藤花への挑戦権を獲得します。
西山女流四冠を破った価値
西山女流四冠は、当サイトの対局前レーティングで1947.3を記録し、女流棋士ランキング1位に立っていました。一方の宮澤女流初段は1592.8。その差は354.5点あり、レーティングから算出した宮澤女流初段の勝利期待値は約11.5%でした。
数字の上では西山女流四冠が約88.5%で優勢と見られる組み合わせです。その相手を一発勝負の準決勝で破ったため、単なる上位進出ではなく、今期の女流棋戦でも特に大きな番狂わせの一つといえます。
西山女流四冠は複数タイトルを保持し、女流タイトル戦線の中心で戦い続けている棋士です。高い攻撃力と終盤力を備える優勝候補を直接倒しての挑戦者決定戦進出は、宮澤女流初段にとって大きな実績になります。
レーティングの変化
| 棋士 | 対局前 | 増減 | 対局後 |
|---|---|---|---|
| 宮澤紗希女流初段 | 1592.8 | +14.2 | 1607.0 |
| 西山朋佳女流四冠 | 1947.3 | -14.2 | 1933.1 |
大きなレーティング差があったため、宮澤女流初段は通常の勝利より大きい14.2点を獲得しました。敗れた西山女流四冠は14.2点を失いましたが、更新後も1933.1で女流ランキング首位を維持しています。
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挑戦者決定戦は宮澤紗希女流初段―中七海女流三段
宮澤女流初段は、伊奈川愛菓女流二段、中村真梨花女流四段、上田初美女流五段を破って勝ち上がり、準決勝では最大の難関とみられた西山女流四冠を撃破しました。
対する中女流三段も、佐々木海法女流初段、磯谷祐維女流二段、香川愛生女流四段を破って決勝へ進出しています。どちらが勝っても福間倉敷藤花への挑戦権を手にする注目の一局です。
宮澤女流初段が勢いのまま初の倉敷藤花挑戦へ進むのか、それともレーティング1744.0の中女流三段が実力を示すのか。西山女流四冠を破った直後の宮澤女流初段が、挑戦者決定戦でどのような将棋を見せるかが最大の焦点になります。
第34期倉敷藤花戦トーナメント表
赤線は勝者の確定した経路です。宮澤女流初段は西山女流四冠を破り、中七海女流三段との挑戦者決定戦へ進みました。
第34期大山名人杯倉敷藤花戦 トーナメント
棋戦進行:日本将棋連盟の第34期大山名人杯倉敷藤花戦トーナメントおよび当サイトの処理済み対局結果を参照。レーティングは当サイト方式(K=16)で計算しています。