藤井聡太

王将戦第3局、1日目終了後の形勢(藤井聡太王将 VS 羽生善治九段) 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負

形勢は先手の藤井王将が150~200点程リードで2日目に突入。
53%~57%といったところ。

後手の羽生九段が振り飛車模様→雁木という工夫した序盤を見せたが、
今のところは藤井王将の速攻が上手くいっている局面だろうか。
羽生九段は歩切れが辛い。藤井王将は玉頭の、桂頭のキズが怖いが
手持ちの銀と歩が心強い形。


持ち時間は
羽生九段が4時間20分くらい
藤井王将が4時間くらい
と拮抗。

封じ手予想は
一番手として△4二玉を推奨。
他には…二番手として6三角を打たせない△5二玉もありそう。
また、△7五歩と居玉のまま突く手もアリか。
やはり玉を守備駒に近づける△4二玉がしっくりくる。

封じ手予想動画はコチラ


ちなみに羽生九段の48手目では、幻の「△8三角」という手も有力だった。
これは元A級棋士の森下九段や島九段が検討した手で、SNSでも盛り上がった一手だった。


次の△7五歩と突く手が狙いだが、先手はその受けが思いのほか難しい。
ここから先手に唯一の正解手があって、それを指せば僅かに先手リードなのだが…
ロマンあふれる勝負手でドキドキした。詳細な検討はこちらの動画でどうぞ。

-藤井聡太