藤井聡太

A級順位戦、藤井聡太竜王-広瀬章人八段 終局近し

先手:藤井聡太竜王
後手:広瀬章人八段
戦型:雁木

広瀬八段がいまにも飛車を振りそうで振らず、結局雁木にして相居飛車となった本局。
形勢は殆ど互角だったが 広瀬八段の38手目が危険な手で、一気に藤井竜王が有利となった。
その後はAIと見違うような正確さで藤井竜王が優勢を拡大。
水匠7の評価値は既に2000点近い(先手勝勢)。
流石の広瀬八段も逆転のアヤを見つけるのは至難の業だろう。

藤井竜王の勝利が近づいている。



もしこのまま藤井竜王が勝った場合、A級順位戦は上図のような状況になる。
藤井竜王と豊島九段が4-1で首位、2敗が多数という形。藤井竜王は先日棋王戦決勝Tで敗れた佐藤天九段、豊島九段との直接対決、
永瀬王座や前年度B1で敗れた稲葉八段と強敵が続くが、果たして挑戦&最年少名人に辿り着けるか注目。

仮に4-1となった場合は、藤井竜王の挑戦確率は約70パーセント。
仮に挑戦できた場合、渡辺名人から奪取できる確率は85~90パーセントと非常に高い。更に
藤井竜王は2日制で無類の強さを誇る。勝率はあくまで1日制での結果なども反映して出しているため、
2日制の結果をもとにはじき出せば実際の奪取確率は更に高く、90パーセントは優に超えているのではないか。

 

 

-藤井聡太