「
先手:藤井聡太竜王
後手:伊藤匠五段
戦型:角換わり
互いに研究範囲内なのか、凄まじいペースで進む。王座戦第2局の豊島九段(先)ー永瀬王座戦と同じ進行だ。
参考棋譜
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/70/ouza202209130101.html
68手目で伊藤匠五段が前例と手を変え、全く別の将棋になった。
午前中から早くも伊藤五段が攻め切るか、藤井竜王が受けきる(入玉する)かという
終盤戦に突入。
評価値的にごくわずかに先手の藤井竜王ペースかとみられていた所で、
藤井竜王が83手目、受けずに攻め合う手を指したので解説のプロも視聴者も驚愕。
「これは大丈夫なのか?」と騒然。
AI評価値も、一瞬後手の伊藤匠五段側に触れる。
ところが、そこから数十秒~数分読ませたところでABEMAのAIも私が使わせて頂いている水匠7の評価値も先手に振れた。
83手目は「短時間のAIの読みを上回る一手」だったことは間違いなさそうだ。
午後は藤井竜王が逃げ切る(入玉する)か、伊藤匠五段が攻め切るか、という
戦いになりそう。ただし、意表の83手目で伊藤陣も急に危険な形になったので
藤井竜王は入玉ではなく、攻め合って勝つプランを立てているのかもしれない。
本局の勝者は次戦で羽生九段と対戦。
羽生九段に勝てば、
佐藤天彦九段に1勝のアドバンテージを与えられた変則二番勝負を行う。
佐藤天彦九段は1勝1敗で挑戦。敗者復活戦の勝ち上がり者は2連勝が必要となる。
つまり、藤井竜王と伊藤五段が渡辺棋王に挑戦するためには
本局を含めて4連勝が必要となる。
藤井竜王が逃げ切るか、伊藤五段が攻め切るか
午前中から目が離せない展開となった。
残り時間は両者約3時間半。
昼食情報はこちら
藤井聡太竜王 五目焼きそば(きくらげ抜き)
伊藤匠五段 豚生姜焼き弁当