定跡講座 先手早石田対策 その4 恐怖の端桂戦法

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第一図。何気なく22玉と上がった所。初めて次の手を見た時は衝撃だった。ここで▲26歩!銀冠穴熊かな?くらいにしか思わず、ヒョイっと△23銀と上がると・・・

第二図、▲25歩!流石にここまで来ると端桂の狙いは嫌でも分かる。これが藤井ー丸山戦で実際にあったことなど知らず、私はここから良く分からないことをやって敗れた。久々に行った研究会での出来事なのだが、「こんな手も知らないなら来んなよ」といった雰囲気がありありと出ていて非常に申し訳なくなった。それが今回、久々に定跡研究を始めようと思ったきっかけだ。

第二図からソフト同士でやらせてみた。△同歩▲65歩△同歩▲同銀△62飛までは藤井ー丸山戦と同じ進行。以下、▲74歩△同銀▲33角成△同桂▲74銀△69飛成▲24歩△同銀▲78角△88角▲85銀△67歩(面白い手)と進んで第三図。まあ一直線に戦うとしたらこんなところだろう。
形勢判断をしてみよう。
玉の堅さ:先手◎後手は金銀がバラバラで酷い格好、先手は美濃囲い。
駒割り:▲先手瞬間銀得だが99の香は取られる。ほぼ五分。
駒効率:後手○これからという他ないが78角の形と85銀の遊びはデメリット。
ということで、玉の堅さVS駒の効率といった図式だ。
ソフトの評価値はほぼ五分。


第三図の△67歩は一見損な手に見えるが、第四図まで進んでみると意味がわかってくる。ここで龍を切れるように利かしておいた訳だ。流石に読みが深い・・・。ただし、ここまで進めてみると形勢は先手がプラス200程度でリード。後手はやはり王様が薄いのが痛い。


第四図から△67龍▲同金△42金寄▲66飛!△同馬▲同金△68飛▲63とと進んで第五図。ここで△66飛成はある手順で後手が負けになりそう。
少し考えてみて欲しいと思う。


ある手順・・・
▲53と△同金▲23歩△同玉▲21飛△32玉▲23角!△21玉▲41角成で
第六図。駒損は酷いが適当な受けが無い。


という事で、第五図で△32金寄と辛抱し、▲23歩△12玉▲53と△26歩▲63角△27歩成▲同馬△45角(第七図)と進んだ。華々しい攻防だ。

以下▲同馬△同桂と進んだ第八図。ここで先手に更に華麗な切り返しがあり、優位を築いて押し切った。少し考えてみて欲しい。

正解は・・・

▲22飛!△同金▲同歩成△同玉▲55角。
飛車を捨ててでも37の地点を守るのがこの局面の急所らしい。
昔のタイトル戦でやったら語り継がれるんじゃないか?というレベルの妙手がポンポンと出てくる。ソフトは本当に恐ろしい。
ということで、端桂戦法をやられると形勢はともかく居飛車側がかなり苦労を強いられて最善を尽くしてようやく互角くらいな気がするので、私は4手目△42玉を諦めて△14歩にお引っ越ししたのであった。
因みに、もしかしたら序盤に何気なく端歩を突き合ったのが既に疑問だった可能性もあり、端歩を手抜いて早めに銀冠を完成させるなど、まだまだ工夫の余地は十分あると思う。またソフト同士で対戦させて研究するなどして、それなりの対策が出来たら△42玉に戻ってこようと思う。
以上、今回はここで終わりになります。次回は4手目△14歩型の攻防を研究していきます。ご覧いただき、ありがとうございました。

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