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藤井四段の先手で角換わり48金、62金型に進んだ。最近非常に流行している形だ。増田四段は現在19歳にして早くも竜王戦は5組に昇級している有望株で、若手のホープ対決といった形になった。
ソフトは第1図で△42玉!と戻る手を推奨しているが人間にはとても指し辛い手だ。恐らくやる人は居ないだろう・・・と思っていたら、羽生三冠が42玉ー52玉と比較的早い段階で手待ち戦術をやっていて笑った。しかも糸谷八段相手に一方的に勝ち切っていた。この人の凄さは本当に時代を超えている。
この戦型は、どうも42玉型(68玉型)で一旦待機して相手の出方を見るのがいいのかもしれない。
実戦は△52金~△42金右と金を引き付けて玉を固める作戦に出た。とても実戦的で有力な指し方だ。しかし本局に限っては疑問だったようだ。
以下、第2図▲19飛まで自然に組みあがってみると先手が+300程度でリードしている。端攻めが厳しすぎるのだった。
第2図から後手が△31玉と辛抱し、▲88玉と上がったがこのまま進むと後手ジリ貧になる。そこで△75歩~△65歩と無理気味に動いていったがこれは先手の待ち受けるところだった。とは言え第3図。▲73歩成には△86香▲87歩△同香成▲同金△77香成▲同桂△79角!という猛攻がある。どう凌ぐのかな?と思ってみていたら、凄い手順でしのぎ切ってしまった。
第3図から堂々と▲73歩成!当然の△86香に凄い手があった。
第4図から▲97玉!!!が決め手。私には全く見えなかった。
こんな手が当たり前に指せるのが天才と呼ばれる所以か。
以下、△84飛に▲85歩△77香成▲86玉(第5図)で
完全に受けきり。
その後、増田四段も指し手を続けるが、
第6図から詰将棋選手権3連覇の力を見せつける
19手詰があった。正解は一番下へ。
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正解・・▲12香△同金▲13銀!△同桂▲同角成△同玉▲11飛△12桂▲14飛!△同玉▲12飛成△13歩▲26桂△15玉▲13竜△26玉▲17金 まで。
中盤以降はまさに規格外といった強さだった。
断言しておこう。
藤井四段は今年度中にタイトル獲ります!と。
動画での解説は こちら
※13日17時半の公開です。