竜王戦第6局、2日目11時の状況 形勢、大きく傾く。終局間近か

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先手:広瀬章人八段(残り4時間06分)
後手:羽生善治竜王(残り2時間28分)
戦型:横歩取り青野流

現在は67手目。局面は素人目にも分かるほど差がついてしまった。
1日目の段階で既に広瀬八段が良さそうだったが、
54手目に羽生竜王が端の香を取った手が悪手で、
広瀬八段の▲28歩が馬を閉じ込める「一歩千金」の好手となった。
広瀬八段の二枚龍が羽生陣に侵入して大活躍しているのに対し、
羽生竜王の大駒は頼りない54の生角、19に隠居している馬。
この働きの差が形勢に直結しているようだ。
3勝3敗のタイ、第7局が近づいてきたように見えるが
ここから奇跡のマジックは起こるのか。
羽生竜王は悲願のタイトル通算100期を果たせるのか。
万一、今回の竜王戦で敗れて無冠に転落してしまうと
48歳という年齢、豊島二冠、渡辺棋王、斎藤王座、佐藤名人、
藤井七段といった若い世代の台頭等を考慮すると
最悪もうタイトル戦に出られないという可能性まである。
あの中原十六世名人でさえ45歳、谷川九段も40代前半が
最後のタイトルになってしまった。羽生竜王は、羽生竜王だけは
特別だと信じたいが…。99期で終わってしまっては余りにも
寂しすぎる。
とにもかくにも、ファンとしては何とかここで通算100期を
決めて欲しいと願うばかりだ。

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竜王戦第5局、14時の形勢 羽生竜王、優勢を掴む

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残り時間
先手羽生竜王:2時間36分
後手広瀬八段:2時間31分

  • 一日目。後手広瀬八段の急戦矢倉を巧みに受け流し、逆に
    先手からどんどん攻めていく展開に。ソフトの見解は先手ペース。
    そして二日目。広瀬八段の封じ手は予想外の△84飛。対して羽生竜王は
    昨日打った自陣角(名角と評判高い)を軸に猛攻を繰り出す。
    そして現在79手目。
    華麗な十字飛車の筋が決まり、先手がリードを更に広げた模様。
    ただし後手もまだまだ楽しみがある。先手は金銀二枚の
    薄い囲いなので、少しでも間違えればたちまち逆転だ。
    1~4局とも、序盤は全て羽生竜王が優位に立っていた。
    1、2局目はその優位を生かして快勝。
    しかし第3局、第4局ともにまさかの逆転で広瀬八段が勝利。
    第3局の広瀬八段の△75歩に対し、
    解説を含め殆どの人が「▲45竜と取るだろう」と
    思っていた局面で「▲同歩」と取って敗れたのは非常に心配だった。
    そして第4局、大優勢の将棋をジリジリ差を詰められて
    またしても逆転負け。10年前なら考えられないような内容での敗戦が
    立て続けに起こってしまった。

    中原十六世名人の言った「45歳くらいから脳内の将棋盤が暗くなって…」
    という言葉を思い出してしまう。一時代を築いた中原先生も40台半ばで
    最後のタイトルを手放してしまい、それ以来引退までとうとうタイトルを
    獲得できなかった。光速流で一世を風靡した谷川先生ですら
    40代前半で無冠に転落し、以後現在までタイトルとは無縁になってしまった。

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    羽生竜王も今回竜王を奪取されてしまうと再びタイトルを獲得することは
    容易ではない。豊島二冠、渡辺棋王、斎藤王座、佐藤名人、久保王将、藤井七段…と言った錚々たるメンツに何連勝もしなければ挑戦者にすらならないし、
    挑戦者になったとしても番勝負を勝てるとは限らない。タイトル通算100期達成なるか。10年来の羽生ファンとしてはもう祈るような気持ちで見守っている。

    勝負師にとっては白星が何よりの薬。今日勝って3勝2敗と出来れば
    悪い流れを断ち切り、防衛が濃厚になると思う。