羽生三冠 VS 菅井七段 王位戦第5局2日目 菅井七段の王位近づく

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王位戦第5局は下図△38角まで進んだ。恐らくここで昼食休憩というところ。


上図から▲67銀と固めるのが第一感。以下△47成桂には▲95歩と攻めてどうかだが、△47成桂▲94歩△38飛成(第5図)と一直線にこられ、


以下▲93歩成~▲94歩と攻めても手が止まった瞬間に
△57成桂や△69銀とひっかけられてどうもダメなようだ。

ということでソフトの推奨手は▲65金!だが、これも△56角成▲67銀打△46馬(第6図)が冷静な手順で、次の△56歩を見せられて大差だ。評価値は後手+800程度。
菅井七段の初タイトルが限りなく近づいてきている。

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と記事を終わりにしようと思っていたら、12時現在
下図から▲67金打!と羽生三冠が指した。確かに金の方が
ヨコからの攻めに対応できるメリットがあり流石の一着だ。


ただ、△49角成~△69銀が非常に速い攻めとなっているため、
後手の攻めを振りほどくのは容易ではない。評価値は
後手+1000前後といったところ。
ここから奇跡の逆転はあるのか。「羽生マジック」で何度も
奇跡を起こしてきた絶対王者の底力に期待したい。ただ菅井七段もこのシリーズは本当にタイトルに相応しい見事な将棋を指し続けているという印象で、もしタイトルに輝いたなら素直に心から祝福したい。

竜王戦挑決2局目、羽生三冠リード拡大。挑戦近づく

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先ほどの記事  で第1図から▲76飛で難解と書いたが、
実戦は図から▲56飛。これには△97桂成(第3図)とすれば後手のリードが更に広がるようだ。仮に▲76飛と指していれば、△97桂成▲73歩のときに△71金だと▲97香~▲74飛と指すことができた。以下、2枚替えで龍を突っ込まれても構わず▲72歩成(第2図)

とすれば先手優勢だ。なので▲73歩には△71金とできず△83金と上がるしかないから難解だった。本譜は飛車が56なので、遠慮なく△71金と引ける。


第3図以降は、せっかく56に回ったので▲同香~▲45桂(▲86歩は△44銀と上がられてチャンスがなくなりそう)としてみたい
が、53地点で清算しても最後に△同馬(△同銀は▲55角が生じる)が正確な受け。以下、▲同飛成△同銀に▲55角と打っても、
△81飛(第4図)が冷静で以下、

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▲11角成には△56歩が急所、▲73銀も△同金~△62銀打でがっちり受けにまわってから△56歩を狙えば後手が優勢のようだ。

実戦がどう転ぶかはわからないが、羽生三冠の挑戦の確率が高まっていることは間違いなさそうだ。

 

竜王戦挑決3番勝負 2局目 羽生三冠やや有利

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上図、△64角と好位置に羽生三冠が角を放ったところ。
飛車と取られてはひとたまりもないので逃げるしかないが、
どこへ逃げても△85桂が厳しい。
elmoによれば最善は反撃含みに▲76飛と逃げる手で、
以下△85桂に▲65桂!と跳ね違って73歩を見せていくのが一番戦えるようだ。(第2図)

以下進行の一例は
1、△97桂成▲73歩△83金▲86銀に△96歩(後手やや有利)または△96成桂▲同香△同歩▲17桂・・・(ほぼ互角。)
2、△55角▲75歩(同歩なら▲同飛で▲53桂成と▲74歩を狙う)△99角成▲74歩△55馬▲73桂成(ほぼ互角)

1の変化でわずかに後手が有利のようだが、ほぼ互角と言っていい局面かもしれない。後手番としては満足の局面といったところか。
松尾八段の初挑戦も見てみたいが、今回は何と言っても羽生三冠の永世竜王とタイトル100期への挑戦が見たいと思っている。

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棋王戦挑決Tー藤井四段に悪手、豊島八段はっきり優勢に

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前の記事(藤井ー豊島千日手局)は こちら 
現局面ははっきり豊島八段が優勢に傾いたが、
数時間前に少し面白い局面があったので見ていきたい。
それが第1図。藤井四段が△86歩と突いたところ。
 

ここで▲同歩か▲同銀か悩むところだが、ソフトは▲同歩以下千日手にするのが最善と示した。
例えば▲同歩△85歩▲74銀△62金▲63銀不成△61金▲74銀・・・と進めば千日手。
因みに▲同銀は△47歩▲58金(▲38金なら△58角)に△37銀!と打ちこむのが面白い手で、後手やや良しになるようだ。

先後とも最善を尽くした将棋の結論はひょっとして千日手なのかな・・・と
ぼんやり思ってしまった局面だった。

 
 

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第43期棋王戦トーナメント 藤井聡太四段 VS 豊島将之八段 第1ラウンドは千日手ドロー

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先手:藤井聡太四段
後手:豊島将之八段
戦型:角換わり
局面は豊島八段が後手番ながら積極的に仕掛けて第1図のように進んだ。


△75銀は凄い手だが、▲同歩だと△86飛~△66飛で、
△55角の筋もあって先手が崩壊する。そこで実戦は▲67銀と受けた。
対して△86銀▲87歩△同銀成▲同金△86歩▲97金という進行も見える。以下△95歩と突くなど色々と攻めの継続手段はありそうだが、▲82歩~▲71角などの反撃も非常厳しく、無理気味にも見える。そもそも後手番なのに無理をする必要はどこにもない。
先手から手を変える手段もない。ということで、千日手は必然だったのかもしれない。
 これで指し直し局は豊島八段が先手番。しかも消費時間は藤井四段の方が多い。
まずは先輩棋士が一本取った形だ。
指し直し局にも多いに注目していきたい。

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王位戦第4局 菅井七段が明快な決め手逃し一気に混戦か。羽生三冠タイに持ち込むチャンスか

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封じ手から菅井七段が快調に差を広げて第1図。
ここでは妙手順があってそれまでだった。


上図から▲58玉と上がり、△89飛成なら
▲94歩~▲93銀から手順は長いが即詰み。
問題は△42飛成だが、▲94桂!(第2図)が絶好手。


△同玉なら▲82銀でほぼ受けなし。△82角が唯一の受けだが
▲66馬(第3図)が決め手。


以下△92玉なら▲93歩△同桂に▲82桂成~▲94桂で必勝、
△84香には▲同馬!△同歩▲82桂成△同玉に▲83銀!(下図)
以下即詰み。

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実戦は▲59金と手放してしまったために、△42飛成▲94桂には
今度こそ△82角と受けて難解。今度▲66馬なら△92玉と逃げて大したことはない。

王位戦第4局1日目終了。菅井挑戦者リードながら後手にも面白い勝負手が

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菅井七段2勝、羽生王位1勝で迎えた王位戦第4局は、
菅井七段の先手中飛車に羽生王位が向かい飛車で返し、
予想外の相振り飛車になった。
羽生王位がややリードしたかに見えたが、そこは振り飛車の経験値の差か菅井七段が徐々に盛り返して封じ手の第1図。先手はっきり良しに見えるが、ここで後手に凄い勝負手がある。

※ここから下は実戦の進行ではなく、ソフトの検討や私の予想による仮想手順です。
上手から△51飛▲42歩に、△57桂成▲同金△46銀打!(第2図)


上図から▲41歩成なら△同飛!▲同成桂△47歩!(第3図)


一見無茶苦茶のようだが、
▲同金上なら△57銀▲同銀△46歩▲同金(▲同銀は清算して△37銀が厳しい)△同銀▲同銀△38角という要領で一応攻めはつながるようだ。(評価値先手+200程度。ずっと先手が正確に受け続けなければいけないことを考えると実質プラマイゼロか。)
駒損がひどいことや、入玉模様になったときに33の馬や41の成桂まで働いてきそうなことを考えると先手がやや良しだとは思うが、
かなりの長手数を正確に受け続けなければいけないので大変かもしれない。ましてや攻めているのは羽生三冠だ。

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ただ、上記の手順はソフトで無ければ読みにすら入れないようなものかも知れない。
最初に戻って▲32桂成に△51飛▲42歩に△62金上というような手もあり、不利を承知で息長く指すならこちらかもしれない。(先手+400程度)
また、△51飛で△24角▲44馬△36銀▲21成桂にじっと△46歩!と垂らして勝負する手もあるようだ。(先手+600程度)

やや苦しめの羽生王位がどんな手を繰り出してくるのか、興味は尽きない。

A級順位戦 羽生三冠VS久保王将戦は 羽生三冠が抜け出す

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下図は久保王将が▲94馬と引いた局面。後手玉は非常に固く、
攻めも急所に入っているため後手優勢だ。


ソフト(elmo)評価値も1000前後後手に触れている。
上図からは△57桂成と平凡に使っておけば良いようだ。
以下、▲47歩△24角▲36歩なら△68成桂と飛車を詰まして良し。
先手は端の突き越しを頼りに粘るしかないが、相当厳しそうだ。
・・・と思ってみていたら、成ではぬるいと見た羽生三冠が上図から△57桂不成!!!
確かに金が逃げれば△69桂成が香車に当たって厳しく、こちらのほうが本筋なのかもしれない。羽生三冠の将棋はいつみても恰好いい。

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羽生三冠 VS 松尾八段 竜王戦挑戦者決定戦1局目

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先手が羽生三冠、後手が松尾八段で第1図の局面。19時16分。


elmoによれば後手は上図から△45歩が最善で、以下▲同銀
△35金に▲37桂!!!(第2図)と頑張れば若干羽生三冠が有利なようだ。

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しかし▲37桂とは恐ろしく頑張った手だ。確かにもし△37角成から2枚替えなら▲73歩が軽妙手で、同飛なら▲25飛が決まるし
△同桂なら▲81角~▲74歩が決まる。▲37桂に対する最善は△46歩の切り返しだが、▲29飛と引くのが渋い手で、次の▲38銀や4筋の歩が切れれば▲44歩の反撃を楽しみにして先手有利のようだ。
竜王戦に関しては誰が相手でも10対0で羽生三冠を応援している。たとえ藤井四段が無敗のまま挑戦者決定戦で羽生三冠と相対していたとしてもそうだっただろう。やはり永世竜王、永世七冠がこの目で見たい。

三浦九段、羽生三冠を撃破して完全復活のお知らせ

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直近の対戦成績は

4月14日:○戸辺誠七段(銀河)
5月26日:○屋敷伸之九段(銀河)
6月8日:●久保利明王将(順位戦A級)
6月23日:○松尾歩八段(棋王戦)
7月7日:○佐藤康光九段(順位戦A級)
7月14日:○井上慶太九段(叡王戦)
7月29日:●山崎隆之八段(日本シリーズ)
8月4日:○千葉幸生六段(王将)
8月12日:○羽生善治三冠(王将)

A級棋士もバタバタとなぎ倒し、いよいよ好調モードといったところ。

特に羽生三冠との対局で見せた馬捨てからのキレッキレの寄せは凄かった。
ハイライト動画は こちら 

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私も悪意ある報道につられる形で、三浦九段を疑ってしまった時期がある。
やがて連盟側が「不確かな状況証拠だけで勝手に決め付けた」ことが明るみになっていくにつれて、「これは完全なる連盟のミスだ。三浦九段はソフトを使っていない」と確信したものだった。そういう方も多いのではないか。ただ、心のどこかにしこりはあった。
私の中では、ここ最近のキレッキレの将棋を見ていて99%シロだと思っていたものが100%シロだという確信に変わった。しこりが完全に消えた。
王将戦を勝ち進んでいくと言うまでもなく因縁の久保王将が控えている。久保王将のサバキもいつも参考にさせて頂いており応援している棋士ではあるが、今回は是非三浦九段に勝ち進んで頂き、そのままタイトルを奪取して欲しいなと思っている。
また、実現出来なかった竜王戦七番勝負もぜひやり直して欲しいと思う。