(随時更新)羽生三冠、竜王挑戦を「勇気流」に託す

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第30期竜王戦決勝トーナメント準決勝
挑戦者決定戦3番勝負進出をかけた戦い
先手:羽生善治三冠
後手:稲葉陽八段

【20時までの形勢】
難解な中盤から、羽生三冠が角を切って気合の猛攻を開始。これに稲葉八段がややひるんだか、攻めが急所に刺さってきた様子。羽生三冠が有利な形勢を掴んだようだ。ソフト評価値は先手プラス400~500程度。まだまだ予断は許さないが、羽生三冠が勝ちやすい形勢なのは間違い無さそうだ。

【18時までの形勢】
非常に難解な中盤で、一手で決着がついてしまいそうなだけに中々手が進まない。羽生三冠が51手目を指した局面で夕食休憩に入ってしまった。
夕食は
羽生三冠:中華そば(ほそ島や)
稲葉八段:若鳥から揚げ定食(みろく庵)
再開は18時40分らしい。形勢は難解で、ほぼ全くの互角。
このまま羽生三冠が飛角と左右の桂馬を使って軽く攻めていくのに対して、稲葉八段が深い陣形でじっくり受ける展開が続いていきそうだ。

【16時までの形勢】
稲葉八段はご存じの通り今季名人戦の挑戦者。
実績こそ劣るものの、本日付の実力レーティングでは全棋士中4位(羽生三冠は3位)と、タイトルホルダーに匹敵する最強クラスの実力を誇る。

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戦型は、上図のように羽生三冠が「横歩取り・勇気流」に誘導した。藤井聡太四段の連勝を29でストップさせた戦型としても有名だ(その将棋、出だしは相掛かり模様だったがそこから佐々木六段が巧妙に横歩取りに誘導した)。
16時現在の形勢は、ほぼ互角ながら攻めている羽生三冠が少し勝ち易そうな将棋だ。
だが、稲葉八段は不利になってからの粘りの凄まじさと圧倒的な終盤力を生かしてここまで駈け上がってきた棋士。羽生三冠としては終盤に入る前に大差をつけておきたいところだろう。あと1期竜王を獲得すれば、ファンが待ち望んでいる「永世竜王」の称号が手に入る。出来たばかりの叡王戦を除けば、竜王以外全てのタイトルで永世称号を獲得している羽生三冠。目の前の稲葉八段、挑決戦の松尾八段、そして宿敵渡辺竜王と非常に厳しい戦いは続くが、10年来の羽生ファンとしてはどうにかして獲得して欲しいと願うばかりだ。

 

 

佐藤康光九段、1000勝達成。その棋歴を振り返ります。

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棋戦優勝も非常に多いのですが、まずはタイトル戦の勝敗だけ振り返っていきたいと思います。
◎が奪取、〇が防衛、●が失冠、▲が挑戦失敗

1993:◎竜王(4-2、羽生)
1994:●竜王(2-4、羽生)
1995:▲竜王(2-4、羽生)

1998:◎名人(4-3、谷川)
1999:〇名人(4-3、谷川)
2000:●名人(4-3、丸山)

2001:◎王将(4-2、羽生)
2002:◎棋聖(3-2、郷田)●王将(0-4、羽生)
 ▲王座(0-3、羽生)

2003:〇棋聖(3-0、丸山)
2004:〇棋聖(3-0、森内)
2005:〇棋聖(3-2、羽生)
2006:〇棋聖(3-0、鈴木)◎棋王(3-2、森内)
▲王将(3-4、羽生)▲王位(2-4、羽生)
▲王座(0-3、羽生)
2007:〇棋聖(3-1、渡辺)〇棋王(3-2、羽生)
▲竜王(2-4、渡辺)
2008:●棋聖(2-3、羽生)
2009:●棋王(2-3、久保)
2011:◎王将(4-1、久保)
2012:●王将(1-4、渡辺)

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やはり羽生先生との対局が目立ちますね。全盛期の羽生世代、そして台頭してきた渡辺先生の挑戦らを退けて達成した棋聖6連覇は凄みがあります。
タイトルからはしばらく遠ざかっていますが、2016年度にNHK杯で優勝するなどその実力はまだまだ健在。会長職が激務で大変かとは思いますが是非もう一花咲かせて欲しいところです。

竜王戦決勝T 松尾八段 VS 久保王将 は点数勝負に。松尾八段優勢

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※記事は後から図面入りで追記予定です。

23時を回って、ハイライト記事でも書こうかなと思って見てみたら
なんとまだやっていて驚いた。
形勢は、相入玉模様で大駒3枚を確保している後手の松尾八段が点数勝ちしそうな気配。久保王将がうまく自陣の小駒を逃がしつつ松尾陣の小駒を取り切れれば引分けに持ち込めそうだが、少し難しそうだ。
このままいくと松尾八段が挑戦者決定戦で羽生ー稲葉の勝者と当たることになりそうだ。

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藤井聡太四段 VS 平藤眞吾七段 7月27日銀河戦ハイライト

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図は平藤七段が銀を引いて角に当てて最後の粘りを見せたところ。ここでの次の一手が鋭かった。


上図から▲64桂。とれる銀を取らず、逃げられる角を逃げず、
ズバッとこう打てるところが恰好いい。対して△63銀引と銀を逃げつつ、52の銀にヒモをつけるのがぴったりのようだが、
▲72桂成△同銀▲64角成とされ次の▲74歩を狙われて持たない。
また、△53銀(本譜)も金銀を剝がされながら74の地点の銀が進出できるのが大きい。更に▲57金という切り札もある。先手勝勢は揺るがない。
また、上図から自然な▲74銀△53銀▲75桂も非常に有力。
ただ後手も△41角や△55歩などあの手この手で粘る手があるので、形勢はともかく藤井四段の選んだ手順の方が勝ちやすそうだ。
藤井四段は優勢な局面からわかりやすい局面に持っていく技術も卓越している。

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王位戦2日目 羽生王位VS菅井挑戦者~挑戦者会心のサバキ~

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挑戦者先勝で迎えた2局目。ここでも菅井七段の勢いは止まらず、初日から華麗に作戦勝ちを築く。そしてリードを広げて迎えた下図。
羽生王位の△16歩に、菅井七段の眼鏡が光った。

私なら上図から何も考えず▲同香と取り、その後のことは△24桂打たれてから考えるところだが、菅井七段はなんとここで手抜いて▲54歩!これが凄まじい手だった。仮に△17歩成とすると、▲同桂と取った手が▲25桂を見せて非常に厳しい一着となる。まさか29の桂が攻めに働く変化があったとは・・・。菅井七段の恐るべき着眼点、読みの深さに脱帽といったところ。
実戦は羽生三冠が▲54歩に黙って△31角と引く流石の辛抱を見せたが、そこで▲43歩と追い打ちをかけたのが好手。
このまま勝ち切れば、菅井七段の名局として語り継がれることになるかもしれない。

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【15時00分】
菅井七段の29にいた桂が25まで出世し、羽生陣に容赦なく襲いかかる。形勢は先手+2000程度。
残り時間は先手3時間以上。後手40分程度。
最早逆転はなさそう。
挑戦者が完璧な内容で連勝を決めるという形になりつつある。

 

実戦詰将棋 5分で四段くらい

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上図は私の実戦に現れた局面。何となく詰みそうとは思ってましたが、詰まし方が分かりませんでした。正解は下へ・・・・

初心者が最短で初段まで行くための方法はこちら

個人的オススメ定跡本・手筋・詰将棋本

将棋ウォーズ対局実況(youtube)

↑↑丁寧解説付なので級位者の方も安心です。

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正解・・・
△同香成▲同玉△26銀!で、
i、▲同玉なら△25香▲37玉△45桂▲38玉(▲46玉は△57銀~△37銀でどこへ逃げても金まで)△37銀打▲同金△同桂成以下。
Ⅱ、▲38玉△37銀打▲同金△同桂成▲同玉△47金以下。

次の一手・詰将棋コーナー総合ページ

 

 

もしも将棋のルールが変わるとしたら?

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ご存じのように、将棋ソフトにより将棋の序盤戦術はここ数年で革命的に進歩した。
今後ともその流れは止まらないだろう。
さて、このまま行くと早ければあと5年位でプロレベルで使える定跡が全て網羅されてしまう可能性がある、と以前も何度か書いた。
実際、ここ最近のプロ将棋でも
・角換わりで同一局面が何度も現れる(これは以前からある現象だが、升田賞を受賞した千田六段のソフト主体の研究等により水面下でかなりの変化が駆逐されている)
・先手中飛車が後手の居あい抜き超速等の急戦策にかなり押されている
(ソフト評価値も、組みあがった瞬間に居飛車側に若干プラスに振れる。プロ間の勝率も居飛車側が高い)
・ノーマル三間飛車の勝率が極めて低い(ソフトで検証すると組みあがった瞬間に居飛車の評価値が+300程度に振れており、双方最善を尽くせばそのまま居飛車が勝つ)
・ノーマル四間飛車はほぼ絶滅しかかっている(同上)
等の現象が顕著にみられており、プロレベルで指せる将棋の戦法が段々と無くなっているような印象を受ける。
そこで、是非皆さんと考えてみたいのが、

【もし将棋のルールが変わるとしたら】
というお題だ。個人的には
 ・二歩が一局の中で数回OKになる ・打ち歩詰めが可能に
・香が1マス後ろに動けるように
・桂が八方桂に
・金、玉が敵陣に入ると成れるように(金は玉の動きに、玉は竜か馬か選択可能・・・等)
・駒を成った後、4段目まで戻る時に成りのままでいるか戻すかを選択可能に 
・初期配置を自由に選択可能(香や飛が重なる構成、初手で相手の陣地の駒がただ取りできるような編成はNG)
この位か。是非皆様のアイデアも窺ってみたい。
ルールは数年に1回、少しづつ変更したりしてソフトが再び完璧な定跡を確立したらたちょっと変えて・・・という感じにすると半永久的に将棋を楽しんでいくことが出来そうだ。

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藤井フィーバーと「ひふみん問題」について

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ひふみんこと加藤一二三先生が人気バラエティのしゃべくり007に出演している。
藤井聡太フィーバーが大きく影響しているのは間違いないが、ご存じの通りそのずっと前からバラエティの世界でマツコさんの番組に準レギュラー級の扱いで出演していたり、ニコ生や将棋イベントに引っ張りだこだったりと大活躍されている。
さて、最近ではそんなひふみん先生にやや辛辣ともとれる意見が散見される。
「将棋の解説をする際、加藤先生が喋り過ぎて他の棋士の解説が聞けない」
「加藤先生が喋りすぎて番組の進行自体が(略)」
などなど。
個人的には、加藤先生は常にキャラクター通りの行動をされているだけなので、もし問題が起こったとしたらそれはキャスティングが悪いのだと思っている。
寧ろ、「次に何をするか分からない」「どこで話を遮っていいのか分からない」といった破天荒さ、危うさも人気の秘訣だろう。
 それでも加藤先生に対して「もう少し自重して欲しい」「的外れな解説はやめて欲しい」と思ってしまった時は、どうか下のセリフを想い浮かべてこらえて欲しい。

許してやろうじゃねえか…!寛容な精神で…!
 (特別出演:カ○ジさん)

 

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第89期棋聖戦一次予選 西川慶二七段 VS 藤井聡太四段

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先手:藤井聡太四段
後手:西川慶二七段
戦型:相矢倉(相早囲い)
【序盤】
・相左美濃模様という面白い出だしになったが、
西川七段が普通の矢倉囲いに組もうとすると、藤井四段は簡略囲いから歩交換して速攻という激しい将棋になった。一昔前に藤井九段が指し始めた形で、本職では無い相居飛車にも新しい流行を作るあたりが流石に序盤の天才だなと思う。熱狂的ファンが多い所以だ。今や「私はじゃない方の藤井です」なんて自虐的に言っている先生ではあるが、とんでもない。これからも藤井九段の序盤戦術にはずっと注目していきたい。
【中盤】
藤井四段が猛攻開始。飛車を切って一気に襲いかかる。
一気に決まるかと思われたが、西川七段も流石の粘りを見せて耐える。
【終盤】
西川七段もかなりのところまで追い詰めたものの、終盤は流石の正確さで藤井四段が巧みに攻めを繋いで最後は華麗に寄せきった。

終局は12時過ぎということで、残念ながら昼食のレポートは出来なかった。
次戦は本日14時からの阪口悟五段。言うまでも無く、あの敗勢に追い込まれた将棋の相手との再戦だ。藤井四段の中にトラウマが残っていないことを祈る。

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もうすぐ登録者様1万人ということで、youtuberの在り方について真剣に考察する

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数年前、テレビで「youtuberとは何か?」みたいな番組をやっていた。
その番組は「若者がふざけた動画をUPして何千万円も稼いでいる」
というメッセージを強調して伝えていた。いかにも簡単そうに思えた。自然な流れで「よし、俺もやってみるか!」という気持ちになり、その日から2週間位使ってさまざまな人気youtuberの動画を調査させて頂いた。その時の私が感じたまま彼らの印象を書くと

・下品
・テレビより面白くない(たまに凄く面白いけど・・)
・みんな同じに見える
・金への執着心が半端じゃない
・何でこれで再生数伸びるの?あ、先行者利益か。じゃあもう手遅れかもな。

こんな感じだった。ご覧の通り嫌悪感しか無かった。
学芸会以下レベルのくだらないドッキリやら環境破壊でしか無い○○○風呂には
虫唾が走ったし、彼らが時々語る薄っぺらい感動話は金のための演技にしか見えなかったのでむしろ殺意すら覚えた。

ところが10代では初対面でかわす言葉が「好きなyoutuberって誰?」というほどに根付いている。youtubeを見ていない子は恐らくスクールカーストでも下位にされてしまう可能性が高いのだろうと感じた。それほどにティーンエイジャーにとってyoutuberの存在は大きい。長く塾講師をやっていたこともあり、「彼らの話についていけなくなったら
もはや時代遅れな人間になってしまう」という強迫観念があった。
そこで、何とかして「youtuberを正面からしっかり理解しよう、受け入れよう」
と努力することにした。彼らを本当の意味で知るために自分に何ができるか。
そうだ、動画を作ってみようー
そこで、まずは馴染みの深いニコニコ動画に様々な下らない動画を投稿するようになった。最初のうちは全く伸びず、次第に再生数を得るためにここには書けないような過激な内容の動画を投稿するようになった。
その頃になってようやく、youtuber達の本当の苦労や、毎日動画をUPし続けることの大変さ、金のために動画を作るだけではファンがついてこないこと等をごく一部ではあるが体で学ぶことが出来た。
そもそもyoutuberはテレビでは無い。公共の電波とは違って好きな人と嫌いな人が同じ番組に出ているようなことも無い。「見たくなきゃ見なけりゃいい」のだ。
そんな当たり前のことに気付いた時、youtuberへの嫌悪感は無くなっていた。

そんなこんなで平均再生回数や登録者を徐々に増やして「よしいい感じ」と思っていたある日、運営からアカウントBANを喰らった。どうもやり過ぎたようだ。何十時間もかけて作った動画が全部パアになり、そこで完全に動画作りへの情熱が冷めた。

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そして動画作りから遠ざかって数年。友人がyoutuberになったということで
久々にyoutubeを開いた。その時、偶然将棋というジャンルでもyoutuberがいることを発見した。そう、クロノさんとアゲアゲさんだ。登録者数はyoutuberとしては少しさみしいが多くの視聴者に見守られながら将棋を指せるということはそれだけで幸せなことだ。
自分も是非やってみたいと思った。純粋に「光の当たることの無かった自分の将棋を少しでも誰かに見てもらいたい」という一心で将棋動画をUPするようになった(もちろんひと月で将棋ウォーズへの課金代くらいになればいいなという程度の気持ちはあった)。

そして現在に至る。有難いことに登録者の方がもうすぐ1万人というところまで来た。
収益としては、本当に「ちょっとしたお小遣い」というレベルのもの。勿論始めたての頃と今では今の方がちょびっと多いが、全然意識するレベルにはない。(正直、本気で稼ぐなら別のジャンルを研究するだろうが自分には無理な気がする・・・。)それが逆に良いのかもしれない。気楽にのびのびとやらせて頂いている。

今後も応援してくれる皆様への感謝の気持ちを忘れず、マイペースで動画作りに励んでいければいいなと思っている。これからも守りに入ることなく本音で皆様にぶつかっていきたい。