三浦九段、羽生三冠を撃破して完全復活のお知らせ

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直近の対戦成績は

4月14日:○戸辺誠七段(銀河)
5月26日:○屋敷伸之九段(銀河)
6月8日:●久保利明王将(順位戦A級)
6月23日:○松尾歩八段(棋王戦)
7月7日:○佐藤康光九段(順位戦A級)
7月14日:○井上慶太九段(叡王戦)
7月29日:●山崎隆之八段(日本シリーズ)
8月4日:○千葉幸生六段(王将)
8月12日:○羽生善治三冠(王将)

A級棋士もバタバタとなぎ倒し、いよいよ好調モードといったところ。

特に羽生三冠との対局で見せた馬捨てからのキレッキレの寄せは凄かった。
ハイライト動画は こちら 

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私も悪意ある報道につられる形で、三浦九段を疑ってしまった時期がある。
やがて連盟側が「不確かな状況証拠だけで勝手に決め付けた」ことが明るみになっていくにつれて、「これは完全なる連盟のミスだ。三浦九段はソフトを使っていない」と確信したものだった。そういう方も多いのではないか。ただ、心のどこかにしこりはあった。
私の中では、ここ最近のキレッキレの将棋を見ていて99%シロだと思っていたものが100%シロだという確信に変わった。しこりが完全に消えた。
王将戦を勝ち進んでいくと言うまでもなく因縁の久保王将が控えている。久保王将のサバキもいつも参考にさせて頂いており応援している棋士ではあるが、今回は是非三浦九段に勝ち進んで頂き、そのままタイトルを奪取して欲しいなと思っている。
また、実現出来なかった竜王戦七番勝負もぜひやり直して欲しいと思う。

 

 

(随時更新)羽生三冠、竜王挑戦を「勇気流」に託す

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第30期竜王戦決勝トーナメント準決勝
挑戦者決定戦3番勝負進出をかけた戦い
先手:羽生善治三冠
後手:稲葉陽八段

【20時までの形勢】
難解な中盤から、羽生三冠が角を切って気合の猛攻を開始。これに稲葉八段がややひるんだか、攻めが急所に刺さってきた様子。羽生三冠が有利な形勢を掴んだようだ。ソフト評価値は先手プラス400~500程度。まだまだ予断は許さないが、羽生三冠が勝ちやすい形勢なのは間違い無さそうだ。

【18時までの形勢】
非常に難解な中盤で、一手で決着がついてしまいそうなだけに中々手が進まない。羽生三冠が51手目を指した局面で夕食休憩に入ってしまった。
夕食は
羽生三冠:中華そば(ほそ島や)
稲葉八段:若鳥から揚げ定食(みろく庵)
再開は18時40分らしい。形勢は難解で、ほぼ全くの互角。
このまま羽生三冠が飛角と左右の桂馬を使って軽く攻めていくのに対して、稲葉八段が深い陣形でじっくり受ける展開が続いていきそうだ。

【16時までの形勢】
稲葉八段はご存じの通り今季名人戦の挑戦者。
実績こそ劣るものの、本日付の実力レーティングでは全棋士中4位(羽生三冠は3位)と、タイトルホルダーに匹敵する最強クラスの実力を誇る。

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戦型は、上図のように羽生三冠が「横歩取り・勇気流」に誘導した。藤井聡太四段の連勝を29でストップさせた戦型としても有名だ(その将棋、出だしは相掛かり模様だったがそこから佐々木六段が巧妙に横歩取りに誘導した)。
16時現在の形勢は、ほぼ互角ながら攻めている羽生三冠が少し勝ち易そうな将棋だ。
だが、稲葉八段は不利になってからの粘りの凄まじさと圧倒的な終盤力を生かしてここまで駈け上がってきた棋士。羽生三冠としては終盤に入る前に大差をつけておきたいところだろう。あと1期竜王を獲得すれば、ファンが待ち望んでいる「永世竜王」の称号が手に入る。出来たばかりの叡王戦を除けば、竜王以外全てのタイトルで永世称号を獲得している羽生三冠。目の前の稲葉八段、挑決戦の松尾八段、そして宿敵渡辺竜王と非常に厳しい戦いは続くが、10年来の羽生ファンとしてはどうにかして獲得して欲しいと願うばかりだ。

 

 

王位戦2日目 羽生王位VS菅井挑戦者~挑戦者会心のサバキ~

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挑戦者先勝で迎えた2局目。ここでも菅井七段の勢いは止まらず、初日から華麗に作戦勝ちを築く。そしてリードを広げて迎えた下図。
羽生王位の△16歩に、菅井七段の眼鏡が光った。

私なら上図から何も考えず▲同香と取り、その後のことは△24桂打たれてから考えるところだが、菅井七段はなんとここで手抜いて▲54歩!これが凄まじい手だった。仮に△17歩成とすると、▲同桂と取った手が▲25桂を見せて非常に厳しい一着となる。まさか29の桂が攻めに働く変化があったとは・・・。菅井七段の恐るべき着眼点、読みの深さに脱帽といったところ。
実戦は羽生三冠が▲54歩に黙って△31角と引く流石の辛抱を見せたが、そこで▲43歩と追い打ちをかけたのが好手。
このまま勝ち切れば、菅井七段の名局として語り継がれることになるかもしれない。

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【15時00分】
菅井七段の29にいた桂が25まで出世し、羽生陣に容赦なく襲いかかる。形勢は先手+2000程度。
残り時間は先手3時間以上。後手40分程度。
最早逆転はなさそう。
挑戦者が完璧な内容で連勝を決めるという形になりつつある。

 

C2の藤井四段-中田七段戦と王位戦2日目

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【20時半の形勢】
藤井ー中田戦は、藤井四段が逆転して有利に。端を攻められながらも藤井穴熊はまだ遠い。一方中田陣は喰らいつかれてしまい、受け切るは困難な形だ。逆転を祈って端から攻め合っていくしかない。微差ながら、こうした局面から居飛穴側が負けた展開はあまり見たことが無い。まして居飛穴を持っているのは藤井四段だ。

【20時の形勢】
羽生ー菅井戦は菅井挑戦者の勝利で終局。羽生王位としては終盤の入り口までにリードを奪えるかどうかが2局目以降の鍵となりそうだ。菅井七段は流石の終盤力だった。
藤井ー中田功戦は難解。ソフト評価値で見ても、80手を超えて未だほぼ±0と拮抗した戦いが続いている。終盤、正確無比かつ華麗なおなじみの「藤井聡太タイム」は訪れるのだろうか。目が離せない。

【18時の形勢】
藤井ー中田功戦:藤井四段がやや盛り返したか。形勢は非常に難解で予断を許さない
羽生ー菅井戦:羽生王位の悪手に乗じて菅井七段がリードを広げ、現状は事件が無い限りは挑戦者の先勝が濃厚か。と思ったら羽生王位の凄い勝負手が来た。ただ、ソフトで見る限り正確に応対すれば菅井七段の必勝形だ。

【15時18分の形勢】
藤井-中田功戦:人間には指すのが難しそうな好手順があり、それを指せば居飛車がはっきり優勢なようだ。・・・と書いているうちに藤井四段がその順を逃し、形勢は実戦的にはやや振り飛車ペースになった模様。中田七段は当時全盛期だった若手時代の郷田九段に三間飛車で四連勝したこともある。展開がハマれば藤井四段を喰ってしまってもおかしくない。
羽生-菅井戦:互いに形は歪ながら穴熊に囲いあい、全く想像できなかった相穴熊での戦いとなった。形勢は依然、やや羽生三冠ペースで進行しているようだ。

【13時の形勢】
昼食注文
羽生三冠:幕の内弁当
菅井七段:天ぷらそば
藤井四段:カレーうどん定食
中田七段:そば定食

昼食のボリュームで言えば羽生ー菅井戦はほぼ互角、
藤井ー中田戦は「カレーうどん」という力強い響きからやや藤井四段優勢か。

藤井ー中田戦については藤井四段が積極的に仕掛けて出た。
イビアナで攻めが途切れなさそうな藤井四段が有利に見えるが、そこは三間飛車のスペシャリスト中田七段。カウンターの端攻めでいくつものイビアナを沈めてきたことを考えると、実戦的にはまだまだ何とも言えない形だ。因みにソフトの評価は藤井四段はっきり有利。とはいえその評価に辿り着くためには難解な手順をクリアしなければならないため、実質「やや有利」程度なのかも知れない。

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羽生ー菅井戦は羽生三冠がイビアナに菅井七段が玉頭の歩のない銀冠に組んでじっくりとした戦いが続いている。一歩得で王様の堅い羽生三冠がややリードしているのは間違いないと思うが、粘り強い菅井七段相手にここからすんなり勝つという訳にはいかないだろう。

【10時半の形勢】
藤井四段(先)-中田七段戦(C2順位戦):やや先手有利(組みあがる前から有利と言ってしまい三間飛車に申しわけないが、理由は下記を参照してほしい)
羽生三冠(先)-菅井七段戦(王位戦第1局2日目):やや先手有利

本日は藤井四段VS中田功七段のC級2組順位戦と羽生三冠VS菅井七段の王位戦第1局2日目があるという、将棋ファンにはたまらない1日だろう。
10時半の時点では、藤井(先)-中田戦は中田功七段の代名詞ともいえる三間飛車に、藤井四段が居飛車穴熊に囲う展開となった。この形は以前動画でもUPしたが、ソフトでかなり検討した。何故か組みあがった瞬間に居飛車穴熊側が+300点くらいで有利となってしまう謎の現象が見られた。ただ、ソフトの言う通りに研究を進めていくと居飛車に手段が多く、成るほどと思わされる。プロの間でノーマル三間飛車が絶滅しかかっているのもこうした理由かもしれない。勿論コーヤン流の端攻めは非常に厄介であり、受け切ったり上手くいなして反撃に出るのはプロ並みの技術が要求される。

コーヤン流VS居飛車穴熊の研究ブログ記事は こちら 

王位戦第1局の2日目は、昨日動画で予想したのとほぼ同じ展開をたどっている。
【昨日の予想動画は こちら

やはり玉頭の歩をかすめ取ったのは大きく居飛車(羽生三冠)が少し有利に見える。ソフト評価値も先手持ちだ。
こういう将棋は評価値以上に守備の歩が取られているのが後々モノを言ってくると思う。ただ、菅井七段の終盤力は脅威。最近逆転負けが多い羽生三冠としては、終盤に入るまでに出来る限り差をつけておかないと危ないだろう。

藤井聡太四段の29連勝と将棋界の憂慮

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6月26日、藤井聡太四段が竜王戦決勝トーナメントの1回戦で増田康宏四段に勝利。難攻不落と思われた神谷八段の連勝記録を30年ぶりに更新して歴代単独1位となる29連勝を飾った。日本列島が「藤井フィーバー」に包まれた。私も大いに喜び、はしゃいだ。
 だが、一つどうしても見過ごせないことがある。増田四段も対戦前の意気込みとして言っていたが
・藤井四段が勝ちすぎている現状がある
・(上記のように勝ちすぎると)将棋界がぬるい世界だと思われてしまう
という点だ。藤井四段は千田六段、澤田六段等の実力レーティング10番台の棋士からの勝利も含む公式戦29連勝だけでなく、非公式戦とは言え羽生三冠や斎藤慎太郎七段等の実力レーティング10番以内の棋士からも勝利を掴み取っている。それも完勝と言っていい内容だった。藤井四段に対しての称賛コメントの中で、
「これからはトップ棋士達との対戦も増えるが彼らの技術を吸収して更なる実力を身につけてほしい」
といったものもいくつかあったが、彼らから吸収すべき要素というのはもう殆ど無いのかもしれない。正直な話ソフトで間に合ってしまっているのかもしれない。でなければ、現時点であんな勝ち方ができる訳がない。
藤井四段の才能は将棋の歴史の中でも1,2位を争うレベルであることは疑いようがない。しかし、だからと言って14歳の時点でこんなに勝てるものだろうか。この結果はまるで、他の先輩方の積み重ねてきたことがが全否定されているようなものではないか。増田四段の言いたかったことは恐らくそうしたことだろう。今後、『突出した才能を持った者がソフトを使って効率よく研究すれば、あっさり将棋界のトップに立ててしまう』
という方程式が確立してしまうような気がしてならない。恐らくは才能のある小学生達は藤井四段の辿った
・詰将棋をひたすら解きまくる
・ソフトを活用して研究しまくる
という道を全力で真似してくるだろう。藤井四段ですらソフトを活用し始めたのは三段リーグの途中からと言うから、これを小学生の時点からひたすらやり込んだらどういうことが起こるか。最早想像に難くないだろう。私もyoutubeで将棋実況をし始めた半年ほど前から主にソフトを使った研究、ソフト相手の実戦を毎日やったら昔将棋をやっていた時より強くなってしまい、レーティングが跳ね上がった。たった半年でだ。もう何年も将棋をやっておらず(詰将棋だけは詰パラでやっていたが)、ブランクがあったのにも関わらずそれをあっという間に取り返し、あっさりと追い抜いてしまった。嬉しくなる半面、本当に今までやってきたものは何だったのだろうと虚しい気持ちになる。全然レベルは違うが、プロ棋士の先生方の中にも藤井四段の活躍に似たものを感じている人がいるのではないかと想像している。
私のやっている序、中、終盤の鍛え方は
1、よく出てくる定跡形や指したい形からソフトと1分将棋(時間が無いときは20~30秒)で1局指す
2、当然負けるので、マイナス1000位劣勢になった局面からひっくり返して再度指す
をひたすら繰り返すというシンプルなものだ。そして、感心した構想や次の一手があれば画像をキャプチャして保存し、いつでも見返せるようにしておく。本当にたったこれだけのことだ。ソフトさえあれば人間との練習対局などいらない。指すのは本番の大会だけで十分だ。私はそう確信している。と言っても結果を出さないと「ハイ、ハイ」で済まされてしまうので、何とかアマ大会で結果を出せるように頑張りたいと思う。
ただ、残念ながら私はもういい大人だ。脳が衰えているので吸収率も小学生とは比較にならないし、すでに「残念な将棋脳」「不要な先入観」といったものも沁みついてしまっている。生きている限りはチャレンジし続けたいが、伸びしろは限られているだろう。もしこれを読んでいる学生の方がいたら、将棋に限らず努力できる時間は限られているので毎日を後悔しないように過ごして下さいーとありふれたセリフをプレゼントしたい。

 

 

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