2017年5月現在、プロ間で流行している戦型と廃れた戦法

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2017年5月現在、プロ間で流行している戦法

・角換わり48金、29飛型と62金、81飛型の対抗形。
NHK杯の千田ー藤井戦でもあったが、後手が△44歩を突かないと▲45銀と仕掛けて若干先手良しか。
参考棋譜並べ
第67回NHK杯トーナメント 千田ー藤井戦

また、角換わり48金ー29飛型(62金ー81飛型)に対して後手が△52金(先手なら▲58金)と上がる形はソフトの評価値によれば48金(62金)と上がった側が少し良くなるので消え始めているようだ。
参考棋譜並べ
藤井聡太ー増田康宏 藤井聡太炎の七番勝負第1局

因みに、2016年の終わり頃からずっと話題になっていたこの上図▲25歩△33銀にいきなり▲45桂!と跳ねる手法は
藤井聡太ー羽生善治三冠(藤井聡太炎の七番勝負最終局)

で、先手良しがはっきりと証明されてしまった(元々ソフトはずっと先手+500位を示していた)。藤井四段があの羽生三冠にあの大舞台で▲45桂定跡で完勝してしまったことはアマプロ問わず強烈な印象として残っただろう。もう上図がプロの実戦で現れることは無いのかもしれない。

・矢倉、急戦左美濃
5手目▲66歩を絶滅させてしまうかも知れない恐ろしい戦法。
ソフトの評価値では後手が良くなる変化が殆ど。

参考棋譜並べ
金井ー藤井戦 竜王戦6組

そこで最近では5手目▲77銀と上がる形が復活してきている。ただ、元々これは後手の急戦に対応し辛いと言われて切り捨てられた形。後手の作戦にどこまで対応できるのか、今後が注目される。

・先手超速 VS 後手ゴキゲン中飛車

これはゴキ中側に、I、銀対抗と Ⅱ、銀対抗せずに早めに美濃に囲う
という2パターンがあり、Iの銀対抗はちょっとゴキゲン中飛車側が苦しそう、Ⅱの早めに囲うパターンはいい勝負という感じになっている。
参考棋譜並べ、I、銀対抗、後手穴熊に対して先手が速攻した棋譜
三段リーグ 藤井聡太ー西山朋佳

定跡講座(動画)
銀対抗、後手早めに△64歩で銀を追い返そうとするパターン
銀対抗、後手普通に美濃囲いに囲うパターン

参考棋譜並べ、Ⅱ、銀対抗せずに早めに美濃に囲う
藤井聡太ー永瀬拓矢 藤井聡太炎の七番勝負第2局
藤井聡太ー斎藤慎太郎 藤井聡太炎の七番勝負第3局

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・先手早石田
根強い人気。久保王将が筆頭となって盛り上げている印象。
どんどん棋譜並べもやっていきたい。

定跡講座(動画)
先手早石田徹底対策(5部作)
・端桂戦法対策
・石田流77角対策
・4手目14歩の世界
・石田流本組対策
・超急戦▲78飛ー△45角 の進展

・先手中飛車
こちらも根強い人気。対郷田流△52金右はソフトの評価値で見る限り若干先手良しのようだ。そこで・・・

・先手中飛車、後手超速
後手超速は斎藤慎太郎七段や糸谷八段の見解では当初「無理気味」とされていたがその後ソフトを用いた研究が進み、現在は「後手かなりやれる」という感じになっている。

参考棋譜並べ:西川和宏ー藤井聡太

とまあ、色々な参考棋譜を紹介していったが殆どが藤井聡太四段絡みになってしまったことに関してはとても反省している。藤井四段に限らず、毎日プロの棋譜並べをやってUPしていきたいと思う。

 

 

 

 

もし自分だけが将棋ソフトを使える世界があったら

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もし15年前に戻って、自分だけが将棋ソフトを使える世界があったとしたら
私はプロになれただろうか・・・
とたまに妄想してしまう。私の中での答えはYESだ。将棋ソフトを用いて毎日猛勉強すれば誰にどんな戦法をやられても互角以上に戦えるようにすることは理論上可能だと思っている(ものすごく時間はかかりますけどね・・・)。ましてや当時は誰もソフトを使った研究をしていなかった時代なので、おそらくはアッサリ優位を築けるだろう。問題はそこから勝ち切れるかどうかだが、これも毎日ソフトと対局していれば嫌でも中盤、終盤は強くなっていくので大丈夫だろう(ストレスはたまりますが(笑))。
当時指せば「歴史的妙手」と称えられるようなレベルの手が当たり前のようにポンポン繰り出されるので、自分だけがそれを日々吸収して強くなれる。少なくとも当時の奨励会レベルの対戦相手ではついてこれない領域まで容易に辿り着けたのではないか。そんなこんなで、プロになるところまでは可能だったと思う。
プロにはなれそうだ。じゃあタイトルは獲得できたか?七冠王にはなれたか?
という問いに関してはYESとはとても言い難い。全盛期の谷川先生の光速流の攻め、羽生先生の圧巻の勝負術(ソフトでの研究が主流になった今でも未だに三冠を堅持)、森内先生の正確無比の鉄板流の受け、渡辺先生(15年前じゃないですが)の竜王戦での鬼のような防衛力…
あのレベルと渡り合うのはいくらソフトで鍛えてもちょっと厳しいかなーと思ってしまう。
まあ、そんな妄想をしても始まらないので今日も私は仕事の合間にせっせと将棋ソフトで序盤の研究をし、一日一局はソフトと対局してボコボコにされるという生活を送っている。ちょっとは強くなれただろうか?今度大会に出て試してみたい。尤も今では他のアマ強豪もソフトをがんがん研究に使っていらっしゃるので、相対的にみんな強くなっちゃって代表にすらなれなかったよ、という残酷な結末が待っているような気がしないでもないが・・・(笑)

 

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将棋の結論が出るXデーはいつか

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最近、定跡の研究をしていて思うことがある。
「性能の良いPCと強い将棋ソフトがあれば、将棋に結論を出すことは可能なのではないか」と。現に今、プロの一線級で戦っている人たちの棋譜を見てほしい。明らかにソフトで研究しているであろう棋譜ばかりだ。
 一昨日(5月10日)、昨日と「後手ゴキゲン中飛車が消える?その1~3」という記事と動画をアップさせて頂いたが、早くも5000再生、高評価が3桁超えと反響が大きかった(ありがとうございます)。藤井聡太四段も後手ゴキ中に対してはほぼ全て超速で対抗しており、勝率も高い。

後手ゴキゲン中飛車が消える?その1
後手ゴキゲン中飛車が消える?その2

後手ゴキゲン中飛車が消える?その3

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元々これは自分の使う戦法の序盤の研究が一通り終わったら、満を持してアマ大会に出ようと思って始めた研究だった。個人的に後手番で指したい戦法No1だったゴキ中だったが、最新版の超速が非常に有力でいくら研究しても後手が互角に戦える変化すら出てこない。困ったな…と思い、動画やブログでUPして「そうじゃないよ、〇〇が有力で後手も戦えるんだよ」というコメントを密かに待っていた。実際に幾つかそうしたご意見も頂戴した。本当にありがとうございます。具体的に言うと、「後手は△72玉~△62銀型の早囲いで戦う順が有力で一時期永瀬六段がたくさん指していましたよ」や「5筋の位を取らない指し方で有力なものもありますよ」等。一つ一つ調査し、また動画やブログでまとめさせていただきたい。
炎の七番勝負であった藤井聡太ー永瀬拓矢戦や藤井聡太ー斎藤慎太郎戦の
進行も現在まとめ中で1~2週間位でまとめてまた記事を書きたい。
 さて、そうは言っても既に超速VSゴキ中でゴキ中側が銀対抗で美濃囲いにする順と穴熊にする順、プロ間で何百局も指されてきた形が何れも「居飛車やや良し」という恐ろしい研究結果がelmo+ハイスペックPCでやった結果出てしまった。もちろんこれが100パーセント正しいとは言わないし思っていない。しかし10年前ならトッププロ達が何十局、何百局指してやっと結論に辿り着くレベルの変化もソフトなら数秒でかなりの部分まで解析してしまうことは事実だ。既にノーマル四間飛車をはじめ絶滅しかかっている戦法も多い。この調子で行くと、個人的には5年以内には主要な戦法がすべて解析されてしまうのではないかと思っている。そうなったら、羽生さんがインタビュアーに「将棋の変化がすべて解析されたらどうしますか?」と聞かれて、「桂馬が後ろに飛べるようにとか、ルールを少し変えればいいんですよ」と(冗談めかしてかもしれないが)答えた世界が現実になるのかもしれない。

 

プロ棋士の棋譜並べに対して思うこと

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youtubeに棋譜並べの動画投稿をしていていつも思うことがある。
人間では「藤井聡太」と「羽生善治」の棋譜とタイトル戦の棋譜以外はあまり伸びないということだ。
たとえば、5月10日現在
中村修九段 VS 佐々木勇気五段の NHK杯戦の再生回数が2000回弱、
佐藤天彦名人 VS 稲葉陽八段の名人戦第3局が4000回ちょっと、
羽生善治三冠 VS 糸谷哲郎八段 の 竜王戦1組トーナメント準決勝が 7000回程度、
藤井聡太四段 VS  豊島将之八段の 将棋まつりの席上対局(持ち時間5分、秒読み20秒) の再生回数が9000回前後となっている。
また、忍びないので名前は出さないが私が個人的に名局だと思って意気揚々と並べた某四段対某五段の対局は1000回にも満たなかった。実はこれで藤井四段と羽生三冠とタイトル戦以外の棋譜を並べる気を完全になくした(笑)

 二日制で行われる、時の名人 VS  A級順位戦を勝ち抜いてきた挑戦者の名誉とプライドと大金を懸けた戦いより持ち時間5分、秒読み20秒のお気楽な非公式戦の方が倍以上伸びるというのが、藤井四段人気の凄いところであり恐ろしい所だ。
流石に棋譜としてのクオリティは圧倒的に名人戦の方が上だ。持ち時間が百倍以上違うので当然と言える。それでも藤井将棋の方が再生数は圧倒的に伸びる。
youtubeに動画投稿する者としてはどうしても再生数の伸びるものを優先的に扱っていく方向になってしまうのだが、注目されない対局でも素晴らしい棋譜はたくさんあるので、出来るだけそういうものも並べていきたいと思っている。
ただし、私程度の人間がただ普通に並べるだけでは再生数やその対局者に興味を持ってもらうことはあまり期待できないので、ここはひとつ体を張ろうと思う。
今現在企画しているのは
・ラップで棋譜並べ
・競馬実況風棋譜並べ
・豊川語録を使ったダジャレ棋譜並べ

だ。下の二つは既にやったことがあり、特に豊川語録のダジャレ棋譜並べは高評価も3ケタに乗っていい感じだった。 動画は こちら

上記のようなものを、藤井聡、羽生、タイトル戦以外の棋譜並べにおいて毎日1局づつUPしていきたいと思う。

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やっぱりチャンネル登録者減るの怖いしやめとこ

 

 

藤井聡太 デビューからの全記録(2017年0518版)

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【公式戦】

○:12・24:加藤一二三九段:竜王戦6組

○:01・26:豊川孝弘  七段:棋王戦予選

○:02・09:浦野真彦  八段:竜王戦6組

○:02・23:浦野真彦  八段:NHK杯予選

○:02・23:北浜健介  八段:NHK杯予選

○:02・23:竹内雄悟  四段:NHK杯予選

○:03・01:有森浩三  七段:王将戦予選

○:03・10:大橋貴洸  四段:新人王戦

○:03・16:所司和晴  七段:竜王戦6組

○:03・23:大橋貴洸  四段:棋王戦予選

○:04・04:小林裕士  七段:王将戦予選

○:04・13:星野良生  四段:竜王戦6組

○:04・17:千田翔太  六段:NHK杯1回戦

○:04・26:平藤眞吾  七段:棋王戦予選

○:05・01:金井恒太  六段:竜王戦6組準決勝

○:05・04:横山大樹  アマ:新人王戦

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○:05・12:西川和宏  六段:王将戦1次予選

○:05・18:竹内雄悟  四段:加古川清流戦

○:05・25:近藤誠也  五段:竜王戦6組決勝

【非公式戦】

○:03・23:先崎学    九段:獅子王戦準決勝

●:03・23:羽生善治  三冠:獅子王戦決勝

○:03・13:増田康宏  四段:藤井聡太炎の七番勝負 第1局

●:03・19:永瀬拓矢  六段:藤井聡太炎の七番勝負 第2局

○:03・26:斎藤慎太郎七段:藤井聡太炎の七番勝負 第3局

○:04・02:中村太地   六段:藤井聡太炎の七番勝負 第4局

○:04・09:深浦康市  九段:藤井聡太炎の七番勝負 第5局

○:04・16:佐藤康光   九段:藤井聡太炎の七番勝負 第6局

○:04・23:羽生善治  三冠:藤井聡太炎の七番勝負 第7局

●:05・07:豊島将之 八段:第24回将棋まつり席上対局

 

将棋ウォーズ 私の六段昇段までの記録(10秒将棋編)

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三段まで・・・ノンストップ。初期の方は動画を撮影しながら実況していたところでアンドロイドがフリーズすることが多く、そのせいで五段到達まで80局近く余分に指すことになろうとは思いもしませんでした(笑)

三段・・・22勝3敗
一度ある段位で止まってしまった場合、昇段まで20連勝くらいが必要になります。

四段・・・40勝11敗
四段は私の中では結構苦戦した印象なのですが、こうして見てみると好成績ですね。

三段、四段合計 76局 62勝14敗 (千日手も1、2回あったような) 

五段・・・約 100勝40敗

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五段では並みいる強豪たちに苦戦しながらも割と早めに達成率99%近くに到達していました。弾丸で六段になれないと10秒が六段に上がれない縛りがあったためにずっと達成率90~99パーセントの間をうろちょろしていました。

次回は、弾丸の成績を調べてみたいと思います。
こちらは最新定跡研究開始前と研究後でだいぶ違います(笑)

 

将棋ウォーズ六段昇段までの記録(弾丸編)

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※勝敗記録は若干誤差があるかもしれません。

四段まで・・・ほぼノンストップ
四段・・・75勝39敗
弾丸は当初非常に苦手で、慣れるまで非常にてこづりました。
元々私の将棋は振り飛車にして優勢でも劣勢でも粘り強く差を縮めたり広げたりするタイプなのですが、3切れでそんなことをやっていたらアッという間に時間が無くなります。
そのことに気づくのに30局位かかりました。弾丸四~五段レベルの人たちにそんなモタモタしていたら内容の前に時間で負けてしまいます。そして、比較的短手数になりやすい居飛車系統の将棋を大目に取り入れることで五段昇段を果たせました。

五段・・・149勝83敗

負けた将棋は大体、
劣勢になる→粘る→(そのまま押し切られる or 追いつくも時間が切れる)
のパターンでやられていました。
なので、五段昇段の原動力にもなった居飛車系を多く取り入れるようになりました。しかし、最新定跡を熟知した強者たちに連敗を繰り返し、気がつくと達成率が5%にまで落ちて昇段どころか降段の危機に見舞われました。
そこで「自分は終わった人間なのだからもう将棋の勉強をする必要はない」という考え方を改め、ようやく最新定跡の勉強に着手します。最新定跡を勉強して採用してみると、青野流や石田流、急戦矢倉などで面白いように勝てることに気づきました。

例え優勢になれなくても、定跡を勉強していれば終盤の入り口まで1分半くらいで飛ばすことが出来、ある程度持ち前の終盤力を発揮できる展開になります。将棋から離れていた時期も詰将棋パラダイスだけは毎月解き続けていたので、終盤はそれなりの切れ味をキープできていました。そこで初めて、3切れの本質が「いかに定跡を研究しているか」にあることに気付いたのです。

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改心後(笑)はどうにか勝ち星を集めることが出来、ようやく六段昇段を果たせました。
これからも苦しい戦いが続くとは思いますが、やる以上は七段昇段を目指して研究を続けていきたいと思います。またネット将棋だけではなくリアルの大会にも積極的に出場していこうと思っています。全国優勝してブログ読者もチャンネル登録者も100倍・・・とかなるといいですね(笑) まあまずは代表争いができるレベルになれるよう訓練していきたいと思います。

 

 

初の外国人女流棋士誕生!

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【カロリーナさん略歴】
氏名:カロリーナ・ステチェンスカ(Karolina Krystyna )さん
出身:ポーランド(Poland)
生年月日:1991年六月十七日(2017年2月現在、25歳)

【正式なプロになるまで】
2015年の10月1日に女流3級になったものの、正式にプロと認められるのは2級になってから。1年半近くかかっている計算になり本人としても焦りや不安はあったと思いますが、見事な昇級でした。2年で2級に上がれなかった場合は女流棋士の資格を取り消されてしまいます。金銭面や慣れない異国での暮らしで色々大変だったと思いますが、本当に見事な昇級でした。

【昇級の一番】
昇級の一番は貞升南初段との第44期女流名人戦予選でした。これに勝って予選決勝進出すればその時点で女流2級の資格が与えられます。私もリアルタイムで観戦していましたが、貞升女流が優勢な将棋で、カロリーナさんはじっと耐えてチャンスを待つ戦いでした。一瞬の隙を突いて勝負手を放ち、上手く逆転し、その差を大事に大事にキープしてとうとう勝利。仕事そっちのけで見入ってしまったのは内緒です(笑)

【将棋をはじめたきっかけ】
NARUTOで奈良シカマルが将棋を指していたほんの1シーンをきっかけに将棋を覚えてのめり込んだそうです。やはり日本の漫画・アニメは最強コンテンツですね!しかし、将棋漫画ではなくNARUTOの1シーンというのがちょっと残念。
頑張れ、将棋漫画!(笑) 将棋界にもヒカルの碁みたいに爆発的にヒットする作品が欲しいですね。少し話が脇道にそれてしまいましたが、本当におめでとうございます!

【今後のご活躍をお祈りしています!】
里見さんや西山さんなど、奨励会三段という凄まじい舞台で戦っている方々を筆頭に女流棋界も非常に層が厚くなってまいりましたが、NARUTOパワーでその一角を崩してタイトル争いに参戦する日をお待ちしています!

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将棋が数学的な終焉を迎える時、プロ制度はどうなるのか?

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最近、ソフトに指定局面戦を指させてその戦型の結論を出そうと試みている。
  実際、青野流はかなり深いところまで研究出来た実感がある。youtubeにも動画をアップした。素晴らしいクオリティの棋譜なのでぜひ見て欲しいと思う。過去にプロが間違えて形勢が傾いた局面をいくつも潜り抜けて、ほぼ最善と思われる手順が終局まで続いた。正直に言って正確性を欠いている部分は多々あると思う。だが、一昔前は一人でこんな深いところまで研究することなど不可能だった。
  私のPCはデイトレード用ということもあり、かなり高スペックなものを用いている。だが、将棋ソフト開発を専門としている方々はこれより遥かに高性能なPCで日々ソフトを強化している。つまり今、この瞬間にもたくさんの強力なソフトによって凄まじい早さで将棋というゲームそのものが裸にされつつある訳だ。
  指定局面からソフト同士で指させるという研究は既にプロも取り入れている。棋王戦に挑戦中の千田五段は、1日の時間の8割をflootgateで行われたソフト同士の棋譜を見ることに費やしているという。人間の棋譜より価値が高いと判断しているのだろう。
   ソフトの性能が上がれば上がるほど研究スピードは進み、プロ棋士たちの指せる戦型は少なくなっていく。実際、ソフトの強さに比例して圧倒的にプロ間で序盤の定跡の進歩が早くなっている気がする。
  このスピードで将棋が解析されていけば早ければ5~10年以内には将棋の主要な変化のほぼすべてが網羅されてしまいただの暗記ゲームになって将棋のプロの歴史が幕を閉じることになるのではないかと個人的には思っている。

羽生先生が私と同じような考え方をしている人からインタビューされて、こう答えていたのが印象に残っている。

「そうなったら、将棋のルールを少しだけ変えればいいんですよ」

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流石に七冠制覇するような人だ。もう未来も読み切っているのだろう。