広瀬流四間飛車穴熊の現在 その2

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さて、前回は居飛車側が▲69金型で▲24歩△同歩▲35歩と仕掛けてくる変化を調べたが、振り飛車側も△66歩▲同銀△74桂という反撃の筋があって互角に戦えた。


今回は一旦▲79金寄とより、△55歩と振り穴側から先攻する形を見ていきたい。以下▲24歩で上の第1図。
ここが後手の分岐点で、△56歩と△同歩▲35歩に分かれる。
△56歩は私も実戦経験がある形で。以下▲23歩成△55角と進み、▲32とが自然だが、△28角成▲42とに△22飛!という手があって僅かに先手有利そうだが難解。そこで一旦▲24飛と逃げ、△19角成に▲32と・・・ではなく(32となら△同飛~△52飛~△55馬で振り飛車指せる)▲34飛と横歩をとるのが好手(第二図)で、これなら飛車も侵入できそう、と金も活用できそう、ということで居飛車が良し。まとめると、△56歩は上記の最善を尽くして第2図に持ち込んで居飛車良し。

なので第1図▲24歩には△同歩が本線となる。
以下、▲35歩と突いた時にA、△56歩とB、△同歩があるがAから順にみていく。
Aは以下▲34歩△55角▲24飛△22歩に▲35角が好手。以下△19角成▲33歩成~▲34歩で第3図。


ここから△55馬に▲33歩成~▲54桂が入って先手わずかだが良し。△24馬には▲同角で依然両取りが残るので△同銀だが、▲同飛が厳しい。△43馬しかなさそうだが、▲56飛△44桂▲55飛で、△51香(第4図)には好手がある。【第4図、5分で三段】


正解・・・
▲54歩。△同馬は取って33角。△同香なら▲45飛△34馬▲65飛。次の▲53銀を狙いにして先手良し。
ということで、色々な有力手はあるものの先手が最善を尽くすと、どうも広瀬流穴熊は苦しそうな感じだ。最もその程度の微差から逃げ切れるなら誰も苦労しないが・・・

再掲第1図から△同歩▲35歩に B、△同歩も▲55歩△44飛▲38飛△46歩▲同角△56歩(下図)と進むが・・・

ここで▲68銀と引けば勝ち切るまでは大変ながらソフトの見解は居飛車やや良し。次の▲35飛が味のいい手だし、△45飛と受けても▲28飛で次の▲22歩が厳しい。以上で広瀬流穴熊の現状を終わりにしたい。プロ相手ならともかく、アマ大会ではまだまだ十分通用しそうだ。
四間飛車穴熊ではやはり「広瀬本」が参考になる。定跡以外の部分でも手筋や局面の捉え方など、非常にためになる本だった。

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/////広瀬本