第75期名人戦第4局 佐藤天彦名人 VS 稲葉陽八段 2日目お昼まで

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本日から名人戦第4局の2日目が始まった。
さて、下の封じ手図では△59角と打って後手良し(+600程度)
と 昨日のブログ  で書いた。


△59角に▲58金と角を殺す手は以下、△77角成▲同金△86歩▲同歩△85歩で後手優勢。だが、上図からは△36歩という有力な手が見え見えなだけに△59角は盲点に入りやすい手だったのかもしれない。人間はソフトと違って一瞬でその局面にある全ての手を候補に挙げて比較するなどということは出来ないので、一度盲点に入ってしまえば再びその手が候補に挙がることは少ない。結果として最善を逃すことだってたくさんある。だが、だからこそ人間同士で指す将棋は未だに沢山のファンがいるのだと思う。人間同士がお互いの名誉やプライドや大金をかけて悩んだり、苦しんだりしながら一手一手ひねりだしていく姿にこそ人々が求めるものがあるのだろう。
ということで本譜は上図から△36歩▲同飛△38角と進行した。


第2図ではI、▲34歩△27角成▲35飛△42銀▲44歩△53銀▲45銀という進行も有力(後手やや良し、+200程度)だったが、稲葉八段の選択は▲28歩!あくまで飛車のタテ利きを通したまま戦おうという強い意志の感じられる手だ。名人も読んでいなかったのではないだろうか。対しては△43金と抑え込む手も有力だった。以下▲25桂なら△56角成▲33桂成△同金▲56歩△47銀ではっきり後手良し。代えて▲35角と出るのがふわっとした好手で以下△34歩▲26角△55歩▲同銀△47角成▲56飛(第3図)は後手やや良しながら先手の駒もめいっぱい働いていい勝負か。

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本譜は▲28歩に△35歩▲同角△55歩と名人が攻め合いに出て第4図。ここで先手に鋭い手が出て形勢の針は互角に戻った。


第4図から▲25桂!が好手。△同歩▲38飛△56歩▲同歩△84桂と進んで第5図。12時05分現在の局面だ。形勢は全くの互角(後手+50)

この後は▲44歩△34歩▲17角△15歩という進展が予想されており、火の出るような攻め合いになりそうだ。また夜にまとめを書いていきたい。

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