藤井四段、高校進学決定

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藤井四段は
中高一貫の名古屋大学教育学部付属中学校に通っているのですが、そのまま進学することに決めたというニュースを今朝聞きました。
ということで、今回は、高学歴の主な
プロ棋士の活躍についてまとめていきたいと思います。

まず、糸谷八段。
大阪大学を卒業後、そのまま院に進学して、ちゃんと卒業したという凄い学歴をおもちです。
棋歴としては竜王1期と棋戦優勝が1回。

次に中村王座。
ついこないだ羽生王座から3勝1敗で王座を奪取して初タイトルを獲得されたんですが、早稲田実業を主席で卒業して、そのまま早稲田の政治経済学部に入学されました。在学中も成績が優秀で奨学金をもらったほどだったということですね。

次が丸山九段。
早稲田大学社会学部を卒業されてまして、
タイトルは名人を含む3期ということになっていますね。
名人っていうタイトルはやはり特別なものがあるので、
本当に凄い人だなと思いますね。

次が広瀬八段。
早稲田大学教育学部在学中に、
王位のタイトルを獲得されたことで
有名ですね。その後はちょっとタイトルから
遠ざかってしまっているんですが、またあの華麗なる穴熊を見せてほしいですね。

あとはなんといっても米長先生や加藤先生。
加藤先生は早稲田大学の第二文学部に通っていたんですが、
プロ一本に専念するために中退しています。
タイトルは8期で、棋戦優勝も23回を誇る、歴史に名を残す棋士でした。
米長先生は中央大学の経済学部を中退されてまして、
3人の兄達は全員東大で、「兄達は頭が悪いから東大へ行った」
という名言を残しました。
タイトル19期、棋戦優勝16回という凄い先生でした。

次にタイトルは獲得していないんですが、
豊島八段。実力レーティングでは全棋士中1位ですので、
タイトルは時間の問題だと思われます。
中高一貫の関西第ーで教育を受けて、そのまま関西(かんさい)大学に進学されています。棋士に専念するために中退されています。

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あとは片上六段が東大法学部を出てたり、
北浜八段が早稲田の社会科学部を出ていたり、
上村(かみむら)四段が慶応大学理工学部を休学中だったり、
西尾六段が東工大を中退されてたりしますね。

女流では、
渡辺弥生女優初段が東大の経済学部を出てたりとか、
山口えみな女流1級が京大の文学部を卒業していたりとか、
いながわまなか女流初段はなんと昭和大学医学部を卒業して、
プロ棋士と医師を兼任しています。

タイトル2期の香川女流三段は立命館の文学部を
卒業されてますね。
あとはアイドル級のルックスでおなじみの竹俣紅初段は
早稲田の政治経済に在学中です。

後は個人的に大注目している奨励会三段の
西山朋佳さんは、慶応の環境情報学部に在学中ですね。

まだ見落としている
情報もあるかもしれないんですが、
ざっとこんな感じです。
もしいい忘れてしまったところがあったり、
この先生はこんなところに通ってますよとか
いうのがあれば、ぜひコメント欄で追記して頂ければと思います。

ということで、藤井四段に関しては
高校で非常にハイレベルな授業や課題をこなさないといけないので、そのあたりが将棋に影響しないか少しファンとしては懸念材料ではあるというところです。
このままいくと、そのまま名古屋大学に行くのか、それともやめて棋士一本でやっていくのか、高校でまた決断を迫られることになると思われますね。
羽生先生です大山先生ですとか、藤井四段にはどうしても
そういうレベルの活躍を求めてしまうところなので、
将棋の邪魔になる要素っていうのは出来るだけ
排除してほしいなあなんて、
ファンのわがままとして思ってしまいますが、
上手く両立して頑張って欲しいですね。

藤井聡太四段の現時点(2017、9月)での実力とは

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竜王戦本戦Tで佐々木六段に敗れて連勝が29で止まり、
王将戦予選で菅井王位に敗れ、
棋王戦決勝Tで豊島八段に敗れ、中学生タイトルが事実上夢と消えた藤井四段。
マスコミの報道も連勝が止まった辺りから徐々にフェードアウトし始め、現在は藤井四段関連の報道をテレビで見かけることは無くなってしまった。
私のブログも、藤井四段が連勝中はまずまずのアクセス数を誇っていたのだが、今ではすっかり過疎化してしまい更新する気力も途絶えた。このブログは閉鎖して別の何かをやろうかと真剣に考えている位だ(笑) 
持ち時間の長い将棋で藤井四段が負けた、若しくは敗勢まで追い込まれた相手を見てみると
・澤田六段(実力レート全棋士中10番台)
・佐々木六段(同10番台)
・豊島八段(佐藤名人、渡辺竜王を抑えて1位)
・菅井王位(羽生二冠、渡辺竜王を抑えて3位)
といったとてつもない面々だ。
また、記録更新のかかった増田戦(30番台)では敗勢とまではいかなくても不利な局面まで追い込まれていた。
他にも早指し棋戦で井出四段や三枚堂五段に敗れているが、早指し戦の勝敗は個人的にはそこまで興味が無い。もともと藤井四段は深く正確に読むタイプなので早指しには向かないだろうと思っていたからだ(それでもYAMADA杯の持ち時間20分、秒読み30秒などの超早指し棋戦を乗り切って29連勝を達成したのは本当に凄いと思うが)。連勝記録が止まった時点で私の興味は中学生タイトルを獲得できるか否かの一点に絞られていた。
  佐々木六段に敗れた時は「まだ棋王と王将があるさ」と思っていたのだが、豊島八段、菅井王位に大差の将棋で敗れてしまったのでさすがに我に返って現実を見せ付けられた感じだ。
豊島八段、菅井王位戦ともに藤井四段の自爆気味の手順で終わってしまったので、恐らくはその辺がトップとの差なのだろう。
下位のプロ相手には通用する攻めでも実力レーティング20番以内の棋士には通用しないということか。そして、実力レーティング10番以内の棋士は持ち時間さえ残っていれば殆ど逆転を許さない。
炎の七番勝負で永瀬六段(6位)に敗れるも斎藤七段(5位)や羽生二冠(4位)、中村六段(15位)、増田四段(30位)、佐藤九段(25位)、深浦九段(22位)を破って6勝1敗で終え、前人未踏の29連勝を達成したあたりでの私の藤井四段への評価は
「早指しで勝っているのは流石に『運も持っている』としか言いようがないが、持ち時間の長い将棋では既にソフトと高いレベル融合している。もはや生身の人間では太刀打ちできない次元に達している」
というものだった。だがそれは流石に夢を見過ぎだった。
現在は
「トップとはまだ差があるものの既に実力レーティング20番以内の実力。中盤あたりでの駆け引きさえ無難にこなせれば、持ち前の凄まじい終盤力で確実にタイトルに届くだろう」
という見方に変更した。例えば最近の羽生二冠の将棋は最終盤の競り合いではトップレベルの棋士達に対して分が悪いものの、圧倒的な中盤力でリードを維持して押し切れるからこそ、今季も棋聖戦で斎藤七段を退け、竜王戦の挑戦者決定戦に辿り着くことが出来たのだろう。藤井四段が羽生二冠レベルの中盤力を身につけたとしたら、その時こそ本当に誰も勝てなくなるだろうと思う。

 

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棋王戦挑決Tー藤井四段に悪手、豊島八段はっきり優勢に

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前の記事(藤井ー豊島千日手局)は こちら 
現局面ははっきり豊島八段が優勢に傾いたが、
数時間前に少し面白い局面があったので見ていきたい。
それが第1図。藤井四段が△86歩と突いたところ。
 

ここで▲同歩か▲同銀か悩むところだが、ソフトは▲同歩以下千日手にするのが最善と示した。
例えば▲同歩△85歩▲74銀△62金▲63銀不成△61金▲74銀・・・と進めば千日手。
因みに▲同銀は△47歩▲58金(▲38金なら△58角)に△37銀!と打ちこむのが面白い手で、後手やや良しになるようだ。

先後とも最善を尽くした将棋の結論はひょっとして千日手なのかな・・・と
ぼんやり思ってしまった局面だった。

 
 

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第43期棋王戦トーナメント 藤井聡太四段 VS 豊島将之八段 第1ラウンドは千日手ドロー

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先手:藤井聡太四段
後手:豊島将之八段
戦型:角換わり
局面は豊島八段が後手番ながら積極的に仕掛けて第1図のように進んだ。


△75銀は凄い手だが、▲同歩だと△86飛~△66飛で、
△55角の筋もあって先手が崩壊する。そこで実戦は▲67銀と受けた。
対して△86銀▲87歩△同銀成▲同金△86歩▲97金という進行も見える。以下△95歩と突くなど色々と攻めの継続手段はありそうだが、▲82歩~▲71角などの反撃も非常厳しく、無理気味にも見える。そもそも後手番なのに無理をする必要はどこにもない。
先手から手を変える手段もない。ということで、千日手は必然だったのかもしれない。
 これで指し直し局は豊島八段が先手番。しかも消費時間は藤井四段の方が多い。
まずは先輩棋士が一本取った形だ。
指し直し局にも多いに注目していきたい。

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藤井聡太 デビューからの全勝敗表0806 (+わかる範囲で今後の予定)

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【公式戦】

○:12・24:加藤一二三九段:竜王戦6組

○:01・26:豊川孝弘  七段:棋王戦予選

○:02・09:浦野真彦  八段:竜王戦6組

○:02・23:浦野真彦  八段:NHK杯予選

○:02・23:北浜健介  八段:NHK杯予選

○:02・23:竹内雄悟  四段:NHK杯予選

○:03・01:有森浩三  七段:王将戦予選

○:03・10:大橋貴洸  四段:新人王戦

○:03・16:所司和晴  七段:竜王戦6組

○:03・23:大橋貴洸  四段:棋王戦予選

ーーーーーーここまでで10連勝ーーーーーーーーーー

○:04・04:小林裕士  七段:王将戦予選

○:04・13:星野良生  四段:竜王戦6組

○:04・17:千田翔太  六段(10番台):NHK杯1回戦

○:04・26:平藤眞吾  七段:棋王戦予選

○:05・01:金井恒太  六段:竜王戦6組準決勝

○:05・04:横山大樹  アマ:新人王戦

○:05・12:西川和宏  六段:王将戦1次予選

○:05・18:竹内雄悟  四段:加古川清流戦

○:05・25:近藤誠也  五段:竜王戦6組決勝

○:06・02:澤田真吾  六段(10番台):第43期棋王戦予選決勝

ーーーーーーここまでで20連勝ーーーーーーーーーー
 
06・07:上洲YAMADAチャレンジ杯(トーナメント)
○1回戦 :都成竜馬 四段(50番台)
○2回戦 :阪口 悟 五段(90番台)
○3回戦 :宮本広志 五段(50番台)

06・10: 第3期叡王戦 段位別予選
○1回戦:梶浦宏孝四段(60番台)
○2回戦:都成竜馬四段(50番台)
  
○06・15:瀬川晶司五段(70番台) :C級2組1回戦

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○06・17:藤岡アマ(??) :第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選

○06・21:澤田真吾 六段(10番台) :王将戦一次予選
 
○0626:増田康宏四段(20番台) :竜王戦 決勝T1回戦 

ーーーここまでで29連勝(歴代単独1位記録を30年ぶりに更新)ーーーーーー

●0702:佐々木勇気五段(10番台) :竜王戦 決勝T2回戦 
ーーー連勝とうとうストップーーーーーー

○0706:C2順位戦 中田功七段(90番台)

○0711:加古川清流戦 都成竜馬四段(50番台)

●0721:上洲YAMADAチャレンジ杯 三枚堂達也四段(30番台)
ーーー公式戦2敗目。31勝2敗にーーーーーー

0724:棋聖戦一次予選(一日2局)
○西川慶二七段(100番台)
○阪口悟 五段(90番台)

○0727:銀河戦 ○平藤眞吾七段(100番台)

●0804:王将戦一次予選決勝 菅井竜也七段(10番以内) 
 
※2017年0806現在、公式戦成績は34勝3敗に。
29連勝後は5勝3敗とやや低調。早指し将棋や一線級の相手との戦いがあったとは言え少し残念な結果に。これで竜王戦、王将戦と道が断たれ中学生タイトルには苦しくなった。唯一残った棋王戦に全てをかけて欲しいところだ。

次戦
0810:順位戦C級2組 高見泰地五段(40番以内)

【非公式戦】

○:03・23:先崎学    九段:獅子王戦準決勝

●:03・23:羽生善治  三冠(10番以内) :獅子王戦決勝

○:03・13:増田康宏  四段(20番台) :藤井聡太炎の七番勝負 第1局

●:03・19:永瀬拓矢  六段(10番以内) :藤井聡太炎の七番勝負 第2局

○:03・26:斎藤慎太郎七段(10番以内) :藤井聡太炎の七番勝負 第3局

○:04・02:中村太地   六段(20番台) :藤井聡太炎の七番勝負 第4局

○:04・09:深浦康市  九段(10番台):藤井聡太炎の七番勝負 第5局

○:04・16:佐藤康光   九段(10番台):藤井聡太炎の七番勝負 第6局

○:04・23:羽生善治  三冠(10番以内):藤井聡太炎の七番勝負 第7局

●:05・07:豊島将之 八段(10番以内):第24回将棋まつり席上対局

●:08・05:都成竜馬  四段(50番以内):かすがい将棋キッズフェスタ席上対局

藤井聡太四段 VS 平藤眞吾七段 7月27日銀河戦ハイライト

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図は平藤七段が銀を引いて角に当てて最後の粘りを見せたところ。ここでの次の一手が鋭かった。


上図から▲64桂。とれる銀を取らず、逃げられる角を逃げず、
ズバッとこう打てるところが恰好いい。対して△63銀引と銀を逃げつつ、52の銀にヒモをつけるのがぴったりのようだが、
▲72桂成△同銀▲64角成とされ次の▲74歩を狙われて持たない。
また、△53銀(本譜)も金銀を剝がされながら74の地点の銀が進出できるのが大きい。更に▲57金という切り札もある。先手勝勢は揺るがない。
また、上図から自然な▲74銀△53銀▲75桂も非常に有力。
ただ後手も△41角や△55歩などあの手この手で粘る手があるので、形勢はともかく藤井四段の選んだ手順の方が勝ちやすそうだ。
藤井四段は優勢な局面からわかりやすい局面に持っていく技術も卓越している。

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第89期棋聖戦一次予選 西川慶二七段 VS 藤井聡太四段

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先手:藤井聡太四段
後手:西川慶二七段
戦型:相矢倉(相早囲い)
【序盤】
・相左美濃模様という面白い出だしになったが、
西川七段が普通の矢倉囲いに組もうとすると、藤井四段は簡略囲いから歩交換して速攻という激しい将棋になった。一昔前に藤井九段が指し始めた形で、本職では無い相居飛車にも新しい流行を作るあたりが流石に序盤の天才だなと思う。熱狂的ファンが多い所以だ。今や「私はじゃない方の藤井です」なんて自虐的に言っている先生ではあるが、とんでもない。これからも藤井九段の序盤戦術にはずっと注目していきたい。
【中盤】
藤井四段が猛攻開始。飛車を切って一気に襲いかかる。
一気に決まるかと思われたが、西川七段も流石の粘りを見せて耐える。
【終盤】
西川七段もかなりのところまで追い詰めたものの、終盤は流石の正確さで藤井四段が巧みに攻めを繋いで最後は華麗に寄せきった。

終局は12時過ぎということで、残念ながら昼食のレポートは出来なかった。
次戦は本日14時からの阪口悟五段。言うまでも無く、あの敗勢に追い込まれた将棋の相手との再戦だ。藤井四段の中にトラウマが残っていないことを祈る。

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藤井四段 VS 三枚堂四段 上州YAMADAチャレンジ杯

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本日は第2回上州YAMADAチャレンジ杯の藤井四段VS三枚堂四段と
A級順位戦の羽生三冠VS豊島八段が同時に行われる豪華な一日。
というか、3回連続くらいで羽生三冠と藤井四段の対局が被っている気がするが、何か意図があるのだろうか。

14時40分現在、形勢は藤井四段の敗勢といったところ。入玉もちょっと望めそうにない。丁度1か月ほど前の私の予言(?)では、ここで連勝がストップするハズだった。
その予言(笑)動画は こちら
やはりいくら藤井四段といえども30秒将棋は指運としか言えず(現に実力レーティングの大きく離れた阪口五段戦で敗勢に追い込まれ、九死に一生で連勝をつないでいた)、それも注目されてしまうのは気の毒な気がする。

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C2の藤井四段-中田七段戦と王位戦2日目

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【20時半の形勢】
藤井ー中田戦は、藤井四段が逆転して有利に。端を攻められながらも藤井穴熊はまだ遠い。一方中田陣は喰らいつかれてしまい、受け切るは困難な形だ。逆転を祈って端から攻め合っていくしかない。微差ながら、こうした局面から居飛穴側が負けた展開はあまり見たことが無い。まして居飛穴を持っているのは藤井四段だ。

【20時の形勢】
羽生ー菅井戦は菅井挑戦者の勝利で終局。羽生王位としては終盤の入り口までにリードを奪えるかどうかが2局目以降の鍵となりそうだ。菅井七段は流石の終盤力だった。
藤井ー中田功戦は難解。ソフト評価値で見ても、80手を超えて未だほぼ±0と拮抗した戦いが続いている。終盤、正確無比かつ華麗なおなじみの「藤井聡太タイム」は訪れるのだろうか。目が離せない。

【18時の形勢】
藤井ー中田功戦:藤井四段がやや盛り返したか。形勢は非常に難解で予断を許さない
羽生ー菅井戦:羽生王位の悪手に乗じて菅井七段がリードを広げ、現状は事件が無い限りは挑戦者の先勝が濃厚か。と思ったら羽生王位の凄い勝負手が来た。ただ、ソフトで見る限り正確に応対すれば菅井七段の必勝形だ。

【15時18分の形勢】
藤井-中田功戦:人間には指すのが難しそうな好手順があり、それを指せば居飛車がはっきり優勢なようだ。・・・と書いているうちに藤井四段がその順を逃し、形勢は実戦的にはやや振り飛車ペースになった模様。中田七段は当時全盛期だった若手時代の郷田九段に三間飛車で四連勝したこともある。展開がハマれば藤井四段を喰ってしまってもおかしくない。
羽生-菅井戦:互いに形は歪ながら穴熊に囲いあい、全く想像できなかった相穴熊での戦いとなった。形勢は依然、やや羽生三冠ペースで進行しているようだ。

【13時の形勢】
昼食注文
羽生三冠:幕の内弁当
菅井七段:天ぷらそば
藤井四段:カレーうどん定食
中田七段:そば定食

昼食のボリュームで言えば羽生ー菅井戦はほぼ互角、
藤井ー中田戦は「カレーうどん」という力強い響きからやや藤井四段優勢か。

藤井ー中田戦については藤井四段が積極的に仕掛けて出た。
イビアナで攻めが途切れなさそうな藤井四段が有利に見えるが、そこは三間飛車のスペシャリスト中田七段。カウンターの端攻めでいくつものイビアナを沈めてきたことを考えると、実戦的にはまだまだ何とも言えない形だ。因みにソフトの評価は藤井四段はっきり有利。とはいえその評価に辿り着くためには難解な手順をクリアしなければならないため、実質「やや有利」程度なのかも知れない。

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羽生ー菅井戦は羽生三冠がイビアナに菅井七段が玉頭の歩のない銀冠に組んでじっくりとした戦いが続いている。一歩得で王様の堅い羽生三冠がややリードしているのは間違いないと思うが、粘り強い菅井七段相手にここからすんなり勝つという訳にはいかないだろう。

【10時半の形勢】
藤井四段(先)-中田七段戦(C2順位戦):やや先手有利(組みあがる前から有利と言ってしまい三間飛車に申しわけないが、理由は下記を参照してほしい)
羽生三冠(先)-菅井七段戦(王位戦第1局2日目):やや先手有利

本日は藤井四段VS中田功七段のC級2組順位戦と羽生三冠VS菅井七段の王位戦第1局2日目があるという、将棋ファンにはたまらない1日だろう。
10時半の時点では、藤井(先)-中田戦は中田功七段の代名詞ともいえる三間飛車に、藤井四段が居飛車穴熊に囲う展開となった。この形は以前動画でもUPしたが、ソフトでかなり検討した。何故か組みあがった瞬間に居飛車穴熊側が+300点くらいで有利となってしまう謎の現象が見られた。ただ、ソフトの言う通りに研究を進めていくと居飛車に手段が多く、成るほどと思わされる。プロの間でノーマル三間飛車が絶滅しかかっているのもこうした理由かもしれない。勿論コーヤン流の端攻めは非常に厄介であり、受け切ったり上手くいなして反撃に出るのはプロ並みの技術が要求される。

コーヤン流VS居飛車穴熊の研究ブログ記事は こちら 

王位戦第1局の2日目は、昨日動画で予想したのとほぼ同じ展開をたどっている。
【昨日の予想動画は こちら

やはり玉頭の歩をかすめ取ったのは大きく居飛車(羽生三冠)が少し有利に見える。ソフト評価値も先手持ちだ。
こういう将棋は評価値以上に守備の歩が取られているのが後々モノを言ってくると思う。ただ、菅井七段の終盤力は脅威。最近逆転負けが多い羽生三冠としては、終盤に入るまでに出来る限り差をつけておかないと危ないだろう。

30連勝なるか!?藤井聡太四段VS佐々木勇気五段

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【とうとう連勝止まる】
21時半過ぎ、藤井四段が投了を告げた。この瞬間、歴史を塗り替えた連勝記録はストップした。恐らくもう本人でさえもこの記録を更新することは難しいだろう。今後はタイトルホルダークラスとどんどん当たるからだ。流石にそのレベルを相手にしながら30連勝というのは考えにくい。
これで、以前の記事でも書いたが第1次藤井四段ブームは緩やかに収束に向かうだろう。次は早い時期にタイトルに挑戦出来れば第2次藤井四段ブームが来ると私は睨んでいる。藤井ファンの私としてはがっくりな結末だったが、佐々木五段は非常にイケメンだし若いし強いし、連勝を止めたのが絵になる男で良かったな、という気持ちにもなっている。藤井聡太パワーを吸収した佐々木五段がここから一気に竜王を奪取して、是非「佐々木ブーム」を巻き起こして欲しい。

【18時~20時まで】
差が縮まったものの、そこから藤井四段に痛いミスが出て現局面は佐々木五段の優勢~勝勢といった形勢。エルモの評価値は先手プラス1500程度。評価値に関係なく読みやすい局面で、しかもまだ佐々木五段は1時間程度残している。実力を考えても、ここから逆転負けをしてくれるような相手では無い。30連勝はかなり厳しそうだ。因みに澤田六段戦では評価値がマイナス2000以上のところから逆転勝ちして話題になったが、相手の残り時間が十分残っていることや人間にとって分かりやすい手が多く読みやすい形であること等を考えると、あの時より状況は厳しそうだ。

【15時半~18時まで】
夕食の注文は、
藤井四段:若鶏から揚げ定食(みろく庵)
佐々木五段:ミニとんかつ定食(みろく庵)
二人ともどっしりとした注文で、長期戦を戦う覚悟がうかがえる。
形勢は藤井四段の放った怪しい勝負手からかなり差が詰まった模様だ。
残り時間もだいぶ接近してきた。これはもうどちらに転ぶかわからない。

【お昼~15時半まで】
難解な中盤の駆け引きを経て、佐々木五段が一歩前に出た模様。
形勢は見た目にもソフト評価値(+400程度)も先手がはっきりリードというところ。ただ、藤井四段は多くの将棋でこれくらいの形勢をひっくり返してきた実績がある。全局の増田戦も苦戦を跳ね返しての勝利だった。今回は果たしてどうだろうか。年内にタイトルを獲得出来るとすればやはり竜王が最有力なので、
何とか挑戦までこぎつけて欲しい。
話は変わるが、最近私の中で「藤井四段が誰に負けるか問題」というのがある。藤井四段のことは大好きだし、一生連勝し続けて欲しい。だが、現実的にはそうもいかない。そこで、「誰に止められるか」というのが実は非常に重要なのではないだろうか。例えば、「デビューから○○連勝で迎えた竜王戦の挑戦者決定戦の第2局、羽生三冠に敗れてとうとう連勝ストップ」等という見出しはどうだろう。カッコいいではないか。
それが、「デビューから○○連勝で迎えたNHK杯の○回戦で○○(一般知名度や実績のあまりない棋士)に敗北」ではどうだろう。正直、絵にならない気もする。
もし佐々木五段が藤井四段を破った時の見出しは恐らく「超イケメン棋士佐々木勇気、とうとう藤井聡太を止める」になるだろう。これはどうか。個人的には
悪くないな・・・と思ってしまった。ただ、万が一そうなった場合、佐々木五段には少なくとも挑戦者はになって欲しい。

 

【対局開始~お昼までの戦い振り返り】
 昼食は以下の通り。
佐々木五段:肉豆腐定食、餅入り(!) (みろく庵)
藤井四段:冷やし中華・大盛り (みろく庵)

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大盛りVS餅入りと、互いにアグレッシブな注文だ。負けたくない気持ちが伝わってくる。

戦型は私の予想(角換わり)に反して相掛かりに進んだ。局面は藤井四段が横歩を狙って動き、早くも荒れ模様だ。12時53分、互いに横歩を取り合って結果的に横歩取りのような戦いになった。

 

【対局開始前レビュー】
・佐々木勇気五段の経歴について・

佐々木勇気五段は藤井四段の次の対戦相手としてメディアで紹介されると、その恵まれたルックスから瞬く間に多くの女性ファンを獲得した。ツイッター等でも佐々木五段への応援コメントが溢れている。実力的にも小学校4年生で最年少(渡辺明竜王と並んでトップタイ)優勝を果たしており、その才能は群を抜いている。16歳(高校1年生)でプロデビューを果たした22歳。スイス生まれフランス育ちという異色の経歴を持つ。
現在までプロでは加古川清流戦優勝、順位戦C1昇級、竜王戦4組優勝が主な棋歴で、その実力からすると少し物足りない感じだ。今回は竜王戦決勝トーナメントという大舞台なのに加えて「藤井聡太の連勝を止めた人間」として歴史に名を残すチャンスなので、佐々木五段も非常に燃えていることだろう。