藤井四段、高校進学決定

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藤井四段は
中高一貫の名古屋大学教育学部付属中学校に通っているのですが、そのまま進学することに決めたというニュースを今朝聞きました。
ということで、今回は、高学歴の主な
プロ棋士の活躍についてまとめていきたいと思います。

まず、糸谷八段。
大阪大学を卒業後、そのまま院に進学して、ちゃんと卒業したという凄い学歴をおもちです。
棋歴としては竜王1期と棋戦優勝が1回。

次に中村王座。
ついこないだ羽生王座から3勝1敗で王座を奪取して初タイトルを獲得されたんですが、早稲田実業を主席で卒業して、そのまま早稲田の政治経済学部に入学されました。在学中も成績が優秀で奨学金をもらったほどだったということですね。

次が丸山九段。
早稲田大学社会学部を卒業されてまして、
タイトルは名人を含む3期ということになっていますね。
名人っていうタイトルはやはり特別なものがあるので、
本当に凄い人だなと思いますね。

次が広瀬八段。
早稲田大学教育学部在学中に、
王位のタイトルを獲得されたことで
有名ですね。その後はちょっとタイトルから
遠ざかってしまっているんですが、またあの華麗なる穴熊を見せてほしいですね。

あとはなんといっても米長先生や加藤先生。
加藤先生は早稲田大学の第二文学部に通っていたんですが、
プロ一本に専念するために中退しています。
タイトルは8期で、棋戦優勝も23回を誇る、歴史に名を残す棋士でした。
米長先生は中央大学の経済学部を中退されてまして、
3人の兄達は全員東大で、「兄達は頭が悪いから東大へ行った」
という名言を残しました。
タイトル19期、棋戦優勝16回という凄い先生でした。

次にタイトルは獲得していないんですが、
豊島八段。実力レーティングでは全棋士中1位ですので、
タイトルは時間の問題だと思われます。
中高一貫の関西第ーで教育を受けて、そのまま関西(かんさい)大学に進学されています。棋士に専念するために中退されています。

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あとは片上六段が東大法学部を出てたり、
北浜八段が早稲田の社会科学部を出ていたり、
上村(かみむら)四段が慶応大学理工学部を休学中だったり、
西尾六段が東工大を中退されてたりしますね。

女流では、
渡辺弥生女優初段が東大の経済学部を出てたりとか、
山口えみな女流1級が京大の文学部を卒業していたりとか、
いながわまなか女流初段はなんと昭和大学医学部を卒業して、
プロ棋士と医師を兼任しています。

タイトル2期の香川女流三段は立命館の文学部を
卒業されてますね。
あとはアイドル級のルックスでおなじみの竹俣紅初段は
早稲田の政治経済に在学中です。

後は個人的に大注目している奨励会三段の
西山朋佳さんは、慶応の環境情報学部に在学中ですね。

まだ見落としている
情報もあるかもしれないんですが、
ざっとこんな感じです。
もしいい忘れてしまったところがあったり、
この先生はこんなところに通ってますよとか
いうのがあれば、ぜひコメント欄で追記して頂ければと思います。

ということで、藤井四段に関しては
高校で非常にハイレベルな授業や課題をこなさないといけないので、そのあたりが将棋に影響しないか少しファンとしては懸念材料ではあるというところです。
このままいくと、そのまま名古屋大学に行くのか、それともやめて棋士一本でやっていくのか、高校でまた決断を迫られることになると思われますね。
羽生先生です大山先生ですとか、藤井四段にはどうしても
そういうレベルの活躍を求めてしまうところなので、
将棋の邪魔になる要素っていうのは出来るだけ
排除してほしいなあなんて、
ファンのわがままとして思ってしまいますが、
上手く両立して頑張って欲しいですね。

藤井聡太四段の現時点(2017、9月)での実力とは

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竜王戦本戦Tで佐々木六段に敗れて連勝が29で止まり、
王将戦予選で菅井王位に敗れ、
棋王戦決勝Tで豊島八段に敗れ、中学生タイトルが事実上夢と消えた藤井四段。
マスコミの報道も連勝が止まった辺りから徐々にフェードアウトし始め、現在は藤井四段関連の報道をテレビで見かけることは無くなってしまった。
私のブログも、藤井四段が連勝中はまずまずのアクセス数を誇っていたのだが、今ではすっかり過疎化してしまい更新する気力も途絶えた。このブログは閉鎖して別の何かをやろうかと真剣に考えている位だ(笑) 
持ち時間の長い将棋で藤井四段が負けた、若しくは敗勢まで追い込まれた相手を見てみると
・澤田六段(実力レート全棋士中10番台)
・佐々木六段(同10番台)
・豊島八段(佐藤名人、渡辺竜王を抑えて1位)
・菅井王位(羽生二冠、渡辺竜王を抑えて3位)
といったとてつもない面々だ。
また、記録更新のかかった増田戦(30番台)では敗勢とまではいかなくても不利な局面まで追い込まれていた。
他にも早指し棋戦で井出四段や三枚堂五段に敗れているが、早指し戦の勝敗は個人的にはそこまで興味が無い。もともと藤井四段は深く正確に読むタイプなので早指しには向かないだろうと思っていたからだ(それでもYAMADA杯の持ち時間20分、秒読み30秒などの超早指し棋戦を乗り切って29連勝を達成したのは本当に凄いと思うが)。連勝記録が止まった時点で私の興味は中学生タイトルを獲得できるか否かの一点に絞られていた。
  佐々木六段に敗れた時は「まだ棋王と王将があるさ」と思っていたのだが、豊島八段、菅井王位に大差の将棋で敗れてしまったのでさすがに我に返って現実を見せ付けられた感じだ。
豊島八段、菅井王位戦ともに藤井四段の自爆気味の手順で終わってしまったので、恐らくはその辺がトップとの差なのだろう。
下位のプロ相手には通用する攻めでも実力レーティング20番以内の棋士には通用しないということか。そして、実力レーティング10番以内の棋士は持ち時間さえ残っていれば殆ど逆転を許さない。
炎の七番勝負で永瀬六段(6位)に敗れるも斎藤七段(5位)や羽生二冠(4位)、中村六段(15位)、増田四段(30位)、佐藤九段(25位)、深浦九段(22位)を破って6勝1敗で終え、前人未踏の29連勝を達成したあたりでの私の藤井四段への評価は
「早指しで勝っているのは流石に『運も持っている』としか言いようがないが、持ち時間の長い将棋では既にソフトと高いレベル融合している。もはや生身の人間では太刀打ちできない次元に達している」
というものだった。だがそれは流石に夢を見過ぎだった。
現在は
「トップとはまだ差があるものの既に実力レーティング20番以内の実力。中盤あたりでの駆け引きさえ無難にこなせれば、持ち前の凄まじい終盤力で確実にタイトルに届くだろう」
という見方に変更した。例えば最近の羽生二冠の将棋は最終盤の競り合いではトップレベルの棋士達に対して分が悪いものの、圧倒的な中盤力でリードを維持して押し切れるからこそ、今季も棋聖戦で斎藤七段を退け、竜王戦の挑戦者決定戦に辿り着くことが出来たのだろう。藤井四段が羽生二冠レベルの中盤力を身につけたとしたら、その時こそ本当に誰も勝てなくなるだろうと思う。

 

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藤井聡太 デビューからの全勝敗表0806 (+わかる範囲で今後の予定)

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【公式戦】

○:12・24:加藤一二三九段:竜王戦6組

○:01・26:豊川孝弘  七段:棋王戦予選

○:02・09:浦野真彦  八段:竜王戦6組

○:02・23:浦野真彦  八段:NHK杯予選

○:02・23:北浜健介  八段:NHK杯予選

○:02・23:竹内雄悟  四段:NHK杯予選

○:03・01:有森浩三  七段:王将戦予選

○:03・10:大橋貴洸  四段:新人王戦

○:03・16:所司和晴  七段:竜王戦6組

○:03・23:大橋貴洸  四段:棋王戦予選

ーーーーーーここまでで10連勝ーーーーーーーーーー

○:04・04:小林裕士  七段:王将戦予選

○:04・13:星野良生  四段:竜王戦6組

○:04・17:千田翔太  六段(10番台):NHK杯1回戦

○:04・26:平藤眞吾  七段:棋王戦予選

○:05・01:金井恒太  六段:竜王戦6組準決勝

○:05・04:横山大樹  アマ:新人王戦

○:05・12:西川和宏  六段:王将戦1次予選

○:05・18:竹内雄悟  四段:加古川清流戦

○:05・25:近藤誠也  五段:竜王戦6組決勝

○:06・02:澤田真吾  六段(10番台):第43期棋王戦予選決勝

ーーーーーーここまでで20連勝ーーーーーーーーーー
 
06・07:上洲YAMADAチャレンジ杯(トーナメント)
○1回戦 :都成竜馬 四段(50番台)
○2回戦 :阪口 悟 五段(90番台)
○3回戦 :宮本広志 五段(50番台)

06・10: 第3期叡王戦 段位別予選
○1回戦:梶浦宏孝四段(60番台)
○2回戦:都成竜馬四段(50番台)
  
○06・15:瀬川晶司五段(70番台) :C級2組1回戦

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○06・17:藤岡アマ(??) :第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選

○06・21:澤田真吾 六段(10番台) :王将戦一次予選
 
○0626:増田康宏四段(20番台) :竜王戦 決勝T1回戦 

ーーーここまでで29連勝(歴代単独1位記録を30年ぶりに更新)ーーーーーー

●0702:佐々木勇気五段(10番台) :竜王戦 決勝T2回戦 
ーーー連勝とうとうストップーーーーーー

○0706:C2順位戦 中田功七段(90番台)

○0711:加古川清流戦 都成竜馬四段(50番台)

●0721:上洲YAMADAチャレンジ杯 三枚堂達也四段(30番台)
ーーー公式戦2敗目。31勝2敗にーーーーーー

0724:棋聖戦一次予選(一日2局)
○西川慶二七段(100番台)
○阪口悟 五段(90番台)

○0727:銀河戦 ○平藤眞吾七段(100番台)

●0804:王将戦一次予選決勝 菅井竜也七段(10番以内) 
 
※2017年0806現在、公式戦成績は34勝3敗に。
29連勝後は5勝3敗とやや低調。早指し将棋や一線級の相手との戦いがあったとは言え少し残念な結果に。これで竜王戦、王将戦と道が断たれ中学生タイトルには苦しくなった。唯一残った棋王戦に全てをかけて欲しいところだ。

次戦
0810:順位戦C級2組 高見泰地五段(40番以内)

【非公式戦】

○:03・23:先崎学    九段:獅子王戦準決勝

●:03・23:羽生善治  三冠(10番以内) :獅子王戦決勝

○:03・13:増田康宏  四段(20番台) :藤井聡太炎の七番勝負 第1局

●:03・19:永瀬拓矢  六段(10番以内) :藤井聡太炎の七番勝負 第2局

○:03・26:斎藤慎太郎七段(10番以内) :藤井聡太炎の七番勝負 第3局

○:04・02:中村太地   六段(20番台) :藤井聡太炎の七番勝負 第4局

○:04・09:深浦康市  九段(10番台):藤井聡太炎の七番勝負 第5局

○:04・16:佐藤康光   九段(10番台):藤井聡太炎の七番勝負 第6局

○:04・23:羽生善治  三冠(10番以内):藤井聡太炎の七番勝負 第7局

●:05・07:豊島将之 八段(10番以内):第24回将棋まつり席上対局

●:08・05:都成竜馬  四段(50番以内):かすがい将棋キッズフェスタ席上対局

藤井聡太フィーバーのこれからを予想

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※あくまで私の妄想ですので気楽に見て下さい。記事は6月19日月曜日に書いています。

28戦目:難敵澤田六段に快勝。連勝記録で歴代1位タイに並ぶ。
澤田六段終局後コメント「前回戦ってからまだ3週間も経っていないのに更に強くなっていた」
29戦目:これまた難敵の増田四段に快勝。連勝記録で歴代単独1位に。
増田四段終局後コメント「来季は藤井竜王にタイトル戦でリベンジします」

その後も順調に連勝記録を更新するものの、早指し棋戦でまさかの凡ミスから敗戦。ここから一般人を巻き込んだ第1次藤井フィーバーは緩やかに収束へ向かう。

数か月後、「藤井聡太四段、タイトル挑戦へ。初の中学生タイトルホルダーなるか」の見出しが各紙の紙面に踊る。第2次藤井フィーバーが始まる。あっさりと奪取し初タイトルを決め、熱狂は最高潮へ達する。
その後も当然のようにタイトルを奪取し続けていくが、勝ち続けることが当然となったせいか熱狂も序々に落ち着き、第2次フィーバーは収束へ。この頃結成された追っかけの中年、熟年女性ファングループは解散せず、ますますその活動をエスカレートさせる。余りの熱狂的な応援に一部から批判を浴びる。
 
数年後、当然のように名人を除く七冠王になるがまだA級まで到達していないため名人挑戦が出来ず、「七冠王が名人戦に出れないのはおかしい」と連盟に一部の方(前述の女性グループ?)から抗議の電話が入り、それが各所でニュースになる。第3次藤井フィーバーの兆候が始まる。
 以降はノンストップでA級昇級し、当然のように初参加での挑戦を決め、「藤井七冠王、人類初の八冠へ」と名人挑戦が決まる。
第3次藤井フィーバーが始まる。チェス界や囲碁界等も藤井人気にあやかろうとコラボ開始。藤井人気は世界へー

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つづく(?)

駄文失礼しました。記事は全てフィクション、妄想です。

 

藤井聡太四段が対局時に食べた食事まとめ(5月26日版、随時更新)

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藤井聡太 デビューからの全記録(随時更新中) は こちら

この記事の動画版は こちら

最近、「長手数の詰将棋とソフトでの将棋研究を頑張れば自分も藤井聡太に近づけるのではないか?」という夢を見ながら楽しく頑張っているが、やはり人間の細胞を形成するものは何と言っても勉強よりもメシだ。藤井聡太に近づきたければ、同じものを食べることだ。
ということで、「藤井メシ」をわかる範囲で全部調べてみました。

12・24:加藤一二三九段
竜王戦6組
昼飯
加藤:特上寿司(千寿司)
藤井:味噌煮込みうどん(みろく庵) 
おやつ:チョコレート、レモンティ

01・26:豊川孝弘  七段
棋王戦予選
豊川:ごまみそうどんとサラダ
藤井:肉ぶっかけそば

○:02・09:浦野真彦  八段:竜王戦6組
浦野:あんかけそば(きざみあげトッピング)
藤井:黒毛和牛カレーうどん 
※両者とも小雀弥

○:03・10:大橋貴洸  四段:新人王戦
大橋:きつねうどん
藤井:カレーうどん

○:03・16:所司和晴  七段:竜王戦6組
所司:たぬきうどん
藤井:つけとろろそば

○:03・23:大橋貴洸  四段:棋王戦予選
大橋:きつねそば
藤井:天盛りそば

○:04・04:小林裕士  七段:王将戦予選
小林:なし
藤井:天丼

○:04・13:星野良生  四段:竜王戦6組
星野:中華弁当
藤井:汁なし坦々麺(からそう・・)

○:04・26:平藤眞吾  七段:棋王戦予選
平藤:なし
藤井:エビフライ&クリームコロッケの盛り合わせ
(サービスランチ)

○:05・01:金井恒太  六段:竜王戦6組準決勝
昼食
金井:うな重・梅(ふじもと)
藤井:カレーライス(ほそ島や)

夕食
金井:ヒレカツ定食・ライト(ふじもと)
備考:金井、夕食を食べられなかった
藤井:若鳥唐揚定食(みろく庵)

○:05・04:横山大樹  アマ:新人王戦
横山アマ:ハイカラうどん
藤井:冷たいぶっかけそば

○:05・12:西川和宏  六段:王将戦1次予選
西川:そば定食 やまがそば
藤井:うどん定食(特製たまごかけご飯) 小雀弥

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○:05・25:近藤誠也  五段:竜王戦6組決勝
昼飯
近藤:冷中華・大(ほそ島や)
藤井:五目やきそば(紫金飯店)

夕食
近藤:つけとろろそば(みろく庵)
藤井:チャーシューメン(ほそ島や)

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19連勝なるか!?藤井聡太 VS近藤誠也五段  竜王戦6組決勝

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藤井聡太 デビューからの全記録(随時更新中) は こちら

対局日:2017年05月25日
竜王戦6組決勝(勝った方が本戦出場)
先手:近藤誠也五段
後手:藤井聡太四段
 
第1図。近藤五段が先手で相掛かり棒銀の恰好になった。
 
個人的には後手を持って結構イヤな戦法だなあ、と認識している。
先手の攻撃力が高く、受けの力が要求される上に
先手陣は▲66歩~▲58金~▲69玉~79玉と結構固くなる。
そして第2図。


 やはり先手は角道を止めた。攻守に優れた形だ。
さてどう対抗するのかな、と思って見ていると・・・
第3図。凄い手が出た。


藤井四段、△24歩!初心者が指したら「ダメだよ、ダメ」と言われて
23に戻されてしまいそうな一着だ。▲25歩と合わせたらどうするのか。
ここで近藤五段が長考に沈み、昼食休憩に入った。
プロ間では知られている一着なのかな?と思ったが、「独特だなぁ」という声が中継室から上がったようなので少しほっとした。藤井四段が先を行き過ぎているだけのようだ。第3図から▲25歩と合わせた局面は、ソフト解析によれば恐ろしいことに後手が+200くらいでリード。以下進行の一例は
△同歩▲同銀△75歩▲24銀△44角▲23歩△31銀▲46歩△33桂(第3変化図)


以下▲75歩なら△86歩▲同歩△同飛▲87歩に△76飛と滑り込んで後手良し。
75の歩が受け辛い。
かといって第3図から▲25歩と行けないようでは△23銀と銀冠を作られてしまう。それは後手がやや作戦勝ちになりそうだ。
まだまだ難しい局面だが、序盤はまず一歩藤井四段が先行したようだ。

実戦は第3図から▲25歩△同歩▲同銀△75歩に▲同銀と取り、△35歩▲46歩(第4図)と進行したが、ここで後手に決め手級の手があった。
 
 
第4図から△14歩なら技ありだった。▲16銀なら△26歩!と垂らし、▲同飛なら△15歩▲27銀(25銀は24歩で銀が詰む)△28歩で後手良し。放置すれば△15歩で銀が死ぬ。▲24歩は△23歩▲同歩成△同銀に▲24歩から清算するしか無いが、飛車交換になれば陣形の差で後手優勢。△14歩なら評価値は+600を超えており、はっきり優勢と言ってよいだろう。
実戦は第4図から△24歩▲16銀△23銀と穏やかに銀冠を完成させた。
これでも
・銀冠が固い
・後手から攻めのバリエーションが豊富で歩損がクローズアップされない
・先手の銀が僻地で使いづらい。
等の理由から、ソフト評価値は+300オーバーで後手良し。
局面は進んで第5図。銀冠に入っていくかと思いきやここで藤井、仕掛ける。
 
上図から△65歩▲同歩△36歩!と突っかけていよいよ本格開戦。
36歩は深い読みの入った手で将来の46飛~36飛等を見せている。
また、何かの折に46に角が出たときに飛車取りになるメリットもある。
以下近藤五段も粘るが藤井四段が快調にリードを広げて第6図。


ここで▲18飛が執念を見せた手。近藤五段の気持ちが入っている。
以下△34飛に▲56角と反撃開始で第7図。先手にも希望が出てきたかと思われた
が、後手の返し技が素晴らしかった。

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第7図から△36歩▲同歩△同飛▲37歩△56飛▲同銀△54角!
(第8図)

上図からは飛車を逃げるしかなさそうだが、そこで△45桂が気持ちのいい活用だ。藤井四段が19連勝&竜王戦本戦進出に近づいてきている。
実戦は上図から▲36歩△45桂とやはり二枚桂が炸裂して藤井四段がはっきり優勢になった。


以下、先手陣の89の桂をもぎ取って更に桂を足していく。
これには羽生三冠、豊島八段を負かしたこともある強豪の近藤五段も
粘りが利かない。▲69桂も△77歩成で、同桂に△57桂右成で崩壊だ。
以下両者ペースアップしながら淡々と指し手が進み、第10図。△45角に先手の指し手がパタリと止まった。


そして、近藤が頭を下げた。竜王戦のトーナメント入りも決まった。このまま竜王を獲得しても何ら不思議ではない。以下▲56桂と打っても△66歩が急所。
▲68金に△77歩で崩壊だ。△36角の筋まである。
これで19連勝。現時点で既に歴代6位の大記録だ。
デビューからの連勝記録ということでは当然ぶっちぎりの歴代1位である。
恐らく、今後はタイトル争いに常に絡み続けることになるので相手がきつくなりあまり大型連勝は狙えなくなってくると思う。28連勝更新は今回が最初で最後のチャンスだろう。是非とも更新してほしい。

 

 

連勝中、藤井聡太四段が負かしてきた相手がいかに凄かったかをまとめてみる

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藤井聡太 デビューからの全記録(2017年0524版)
 
 【公式戦】

○:12・24:加藤一二三九段:竜王戦6組
・ご存じ「一分将棋の神様」「神武以来の天才」
タイトル獲得8期、名人1期、A級在籍36期。
盤外でも盤上でも伝説を刻み続けてきたレジェンド。

○:01・26:豊川孝弘  七段:棋王戦予選
最高B級1組、現在もB級2組で鎬を削る強豪。
解説中の軽妙なダジャレでファンのハートを鷲掴み。
人気投票なら藤井聡太四段と互角かそれ以上の戦いができそう。

○:02・09:浦野真彦  八段:竜王戦6組
ご存じ、「ジャパネット浦野」。ニコニコ生放送における
巧みなセールストークで自身の本の売り上げをアマゾンランキング1位に導く。
看寿賞受賞経験のある詰将棋制作とセールストークなら右に出る者はいないだろう。順位戦最高はB級1組。

○:02・23:浦野真彦  八段:NHK杯予選
同上。
○:02・23:北浜健介  八段:NHK杯予選
最高位はB級1組。現在もB級2組に在籍して昇級を伺う強豪。
詰将棋制作に定評がある。早稲田大卒。
○:02・23:竹内雄悟  四段:NHK杯予選
新進気鋭の若手棋士。加古川清流戦では藤井四段相手に
終盤まで一歩も引かぬ指し回しを見せ、あわやという激闘を演じた。

○:03・01:有森浩三  七段:王将戦予選
最高位はB2。病気に悩まされたものの、全盛期は十段リーグにて
中原誠、谷川浩司、村山聖、丸山忠久等錚々たるメンバーを次々撃破しているベテラン。

○:03・10:大橋貴洸  四段:新人王戦
藤井四段と同期で四段昇段。この対局は藤井四段が一番危なかった将棋。
終盤の悪手さえ無ければ連勝はここでストップしていたかもしれない。
今後も厄介な相手になりそうだ。

○:03・16:所司和晴  七段:竜王戦6組
下記のように錚々たるメンバーを弟子に持つ育成のスペシャリスト。
藤井四段との将棋では敗れはしたが最終盤まで気迫のこもった指し回しで素晴らしい戦いを見せた。

(以下Wikipediaから引用)
プロ入りした門下生に松尾歩渡辺明宮田敦史石田直裕石井健太郎近藤誠也大橋貴洸伊奈川愛菓(女流棋士)、渡辺弥生(女流棋士)ら
(引用終わり)

○:03・23:大橋貴洸  四段:棋王戦予選

○:04・04:小林裕士  七段:王将戦予選
2006年度銀河戦準優勝、2013年度竜王戦2組において豊島八段を破って優勝で本戦出場と、実績のある中堅棋士。

○:04・13:星野良生  四段:竜王戦6組
三段在籍中に中村太地六段を破るなどして新人王戦で準優勝という凄い実績を残す。ご存知ゴキゲン中飛車に対する超速の創始者。
藤井四段がゴキゲン中飛車で挑んでいたらやられていたかも・・?

○:04・17:千田翔太  六段:NHK杯1回戦
現在実力レーティングでは10位前後を推移。いつタイトルを奪取してもおかしくない若手強豪。挑戦した棋王戦では惜しくも渡辺棋王に2-3で敗れたがタイトル奪取は時間の問題だろう。ただし、今後は挑戦までの過程で藤井聡太が立ちはだかる可能性は高い。

○:04・26:平藤眞吾  七段:棋王戦予選
ご存じ若手キラー。藤井四段との対局では、卓越した構想力を見せつけて一時優位を築いた。

○:05・01:金井恒太  六段:竜王戦6組準決勝
郷田真隆 の大ファンであり、彼の対局の時に見ない日は無いらしい。
居飛車の本格派で、ブレイクする日も遠くないだろう。

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 ○:05・04:横山大樹  アマ:新人王戦
アマ棋界では知らない者のいない強豪。勇猛果敢な指し回しで、藤井四段を終盤付近まで苦しめた。

○:05・12:西川和宏  六段:王将戦1次予選
父は西川慶二プロ。第63回NHK杯では谷川、豊島を破るなどしてベスト4入りもした経験を持つ若手強豪。

○:05・18:竹内雄悟  四段:加古川清流戦

【非公式戦】

○:03・23:先崎学    九段:獅子王戦準決勝
「羽生世代」の天才棋士の一人。
NHK杯優勝やA級在位2期などの実績を誇る強豪。今でもB級2組で若手キラーとして活躍中。卓越した文章力が特徴。

●:03・23:羽生善治  三冠:獅子王戦決勝
ご存じ、長きにわたり棋界を代表するスーパースター。
この時は「流石に羽生先生にはまだ無理か・・・」という雰囲気が広がったが・・・

○:03・13:増田康宏  四段:藤井聡太炎の七番勝負 第1局
2016年度新人王。この記事を書いている2017年5月23日現在、竜王戦5組で優勝して本戦出場が決まった。まだ19歳。タイトルを期待される逸材である。藤井四段が5月25日の近藤誠也五段戦に勝利すれば本戦で激突することになる。

●:03・19:永瀬拓矢  六段:藤井聡太炎の七番勝負 第2局
実力レーティングでは10番台。新人王戦、加古川青流戦優勝、棋聖戦挑戦経験、18連勝記録など輝かしい実績を持つ。タイトルを獲るのも時間の問題と言われている若手強豪の筆頭。

○:03・26:斎藤慎太郎七段:藤井聡太炎の七番勝負 第3局
2016年度勝率1位賞。2017年5月に棋聖戦挑戦者に決定。順位戦もほぼノンストップでB1まで昇級しており、非常に強い。筆者はこの将棋を見て「まさか斎藤七段にこんな内容で勝つとは・・・」と藤井ファンになった。

○:04・02:中村太地   六段:藤井聡太炎の七番勝負 第4局
棋界1のイケメンと名高い。早稲田卒。実力レーティングも長く20位以内をキープしている。2011年に歴代2位の高勝率(40勝7敗、0.8511)を叩き出した。
2012年棋聖戦挑戦、2013年王座戦挑戦。2015年B級2組昇級。

○:04・09:深浦康市  九段:藤井聡太炎の七番勝負 第5局
王位3期、タイトル戦登場8期、棋戦優勝9回と輝かしい実績を誇る現役のA級棋士。羽生三冠と過ごした濃密な時間から「恋愛流」とも評される。

○:04・16:佐藤康光   九段:藤井聡太炎の七番勝負 第6局
タイトル獲得13期、登場37期。棋戦優勝12回。羽生世代の一人として一時代を築いた棋士。タイトル獲得数は歴代7位。永世棋聖の資格保持者。現将棋連盟会長。

○:04・23:羽生善治  三冠:藤井聡太炎の七番勝負 第7局
説明不要のスーパースター。歴史上唯一、七冠を独占したことのある棋士。
タイトル獲得97期と登場回数129回、一般棋戦優勝44回は歴代1位。
歴史を塗り替え、今なお歴史を創り続ける。

●:05・07:豊島将之 八段:第24回将棋まつり席上対局
「豊島?強いよね?」のセリフでおなじみ。
2010年王将戦、2014年王座戦、2015年棋聖戦に挑戦。
2016年日本シリーズ優勝。2017年A級昇級で八段昇段。
もはやいつタイトルを獲得しても誰も驚かないであろう俊英。

藤井聡太四段の連勝はどこまで続くのか 今後の相手を徹底検証

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レーティングは こちら のサイトを参考にさせて頂きました。
対局者が不明な棋戦は、(未定)と注釈をつけてレーティングが一番上の相手が出てくると仮定して調査しました。

※対戦相手の推定レーティングは5月18日現在です。
藤井四段のレーティングはまだ対局数が少ないため参考にできませんが、実力レーティングは既に10位以内と推定しています。

次戦:5月25日 近藤誠也五段 竜王戦6組決勝(持ち時間5時間)
現在レーティングは30位程度。
寸評:デビューからの通算勝率は7割超え。王将リーグ入りして豊島、羽生を破った実績も。かなり厄介な相手であるのは間違いない。

対局日未定:森内俊之九段 NHK杯(持ち時間10分)
現在レーティングは40位程度。
寸評:永世名人資格保持者。突然のフリークラス転出宣言は将棋界にとって大サプライズだったが、実力は未だにAクラスか。森内九段にトーナメントプロとしてのモチベーションがどれだけ残っているかも重要な要素かもしれない。
また、早指しなので不確定要素が多く、勝敗がどちらに転ぶか全く読めない。

対局日未定:都成竜馬四段(未定) 加古川清流戦(持ち時間1時間)
現在レーティングは50位程度。
寸評:新人王獲得経験あり。持ち時間も短く、非常に危険な相手。
ゴキ中超急戦における「都成新手」の発案者でもある。
 
対局日未定:佐々木大地四段(未定) 新人王戦(持ち時間3時間)
現在レーティングは50位程度。
寸評:好成績を修めてフリークラスを脱出し、C2昇級が決まった。NHK杯でも丸山九段を倒して非常に勢いに乗っている相手。全く油断はできない。

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対局日未定:澤田真吾六段  王将戦(持ち時間3時間)
現在レーティング10位程度。
寸評:今期王位戦リーグ白組にて4勝0敗。挑戦者決定戦進出が濃厚。
言うまでもなく最強の相手。この壁を破れるかどうかで、連勝記録だけでなく
今後の棋士人生も決まってくるかもしれない。

対局日未定:澤田真吾六段 棋王戦(持ち時間3時間)
同上。澤田六段との2連戦は、28連勝の記録更新の大きなヤマ場になりそうだ。

以上、直近で当たる対戦相手についてまとめてみた。相手もかなり強敵揃いで、いつ誰に負けてもおかしくないような状況だ。ここまで来るのにかなり劣勢に追い込まれた将棋もいくつかあった。(大橋四段との新人王戦(評価値マイナス1000くらいまで追い込まれていた)、竹内四段との加古川清流戦(竹内四段に、指せれば形勢を決定付けられるレベルの妙手順があった)、千田六段とのNHK杯(途中は苦しかった)、などなど・・・。まあ、そうしたギリギリの状況で積み上げるからこそ連勝記録というのは価値がり、皆が注目するんだろうなとも思う。18連勝の現時点で既に将棋界歴代7位という大記録である。もうここまで来たら何とか連勝を29まで積み重ねてほしいと願うばかり。

カンタン!?「藤井聡太」の作り方レシピ

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藤井聡太四段は現在デビュー17連勝、炎の七番勝負でも棋聖戦に挑戦が決まった斎藤七段をはじめとする若手強豪達やタイトル戦経験豊富な現役A級の深浦九段、名人経験者の佐藤康光九段、果ては羽生善治三冠王まで倒してしまいました。既にこの14歳の時点で棋界トップクラスの実力を持っていると言い切って過言ではないでしょう。しかも未だに進化の余地を大いに残している。恐らくは将棋界に名を残す存在になっていくことでしょう。

さて、そんな藤井聡太四段を超える逸材は今後将棋界に出てくるのか。
私が思う答えは「YES」です。今回は「藤井聡太」の作り方レシピをご紹介していこうと思う。※私にはなれません(笑)

【カンタン!?藤井聡太の作り方】

一、まず将棋が大好きな小学生以下のお子さんを用意します(情熱があれば中学生以上でも可)

二、初段までは愛情を持ってマンツーマンで指導します。その際、将棋が嫌いにならないように褒めまくりましょう。負けても将棋が嫌いにならないように上手く指導しましょう。初段まで行く方法は下のリンクをご参考にして下さい。

初心者が最短で初段になるための方法

三、初段になったら将棋ソフトの使い方を教えましょう。PCのスペックはcorei7、7700k以上がいいでしょう(PCショップに入って、「この店にある一番性能のいいPCを下さい。金に糸目はつけません」といえば大丈夫です)。PCを購入したら、最強のソフト(現在ならelmo)を導入しましょう。「将棋倶楽部24」も将棋ソフトと一緒に始めて、一日3局位指すようにしましょう。

四、定跡書をたくさん買ってあげましょう。戦法は現状、振り飛車がソフトに苦戦を強いられていることを考えると居飛車党が有利だと思いますので
・向かい飛車対策本
・三間飛車対策本
・四間飛車対策本
・中飛車対策本
・横歩取り対策本
・角換わり対策本
・矢倉対策本
等々、居飛車党が相対すると思われるありとあらゆる戦法の本を買ってあげましょう。それをソフトで検討し、本に載っている手でおかしいところがあればすかさず正解手順を本に書き込みましょう。
多分そうした要領で50冊分くらいの知識を蓄えれば十分プロと渡り合えるようになると思います。あ、私には無理です(笑)

五、定跡を頭に叩き込んだら、次は詰将棋です。先に詰将棋でもいいかもしれません。とりあえずは「技巧」が解けるようになるまで訓練させましょう。毎日訓練していけばきっと解けるようになるでしょう。大丈夫、一番難しくてもほんの100手詰くらいです。変化手順合わせて300手分くらい読めるようになれば簡単に解けるようになります。 ※私は30手程度の詰将棋でも辛いです(笑)

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六、四~五の途中あたりで、将棋倶楽部24で五~八段レベルに達すると思います。そうしたら、奨励会を受験させてあげましょう。もし四~五がすべて完了していれば、他の受験生が可哀想になるくらいあっさり受かると思います(笑)

七、あとは自動的にプロになりますので暖かく見守りましょう。思春期の多感な時期に入るので、将棋に飽きたり嫌いになったりしないよう、家族全員で上手くバックアップしましょう。

八、三段リーグ卒業と同時に伝説が始まります。当然、ご家族もマスコミからのインタビュー攻勢にさらされたりTV出演に追われることが予想されます。予め受け答えの練習をしておくといいでしょう。上手くいけばあなたも人気者に・・・?

こんな感じです。如何でしたでしょうか?
小学生以下で将棋が好きなお子さんをお持ちの方は、明日から早速トライしてみましょう。

※本記事は何の根拠もないすべて筆者の妄想による記事です。決して参考にしないようにお願いします(笑)。「初心者が最短で初段になる方法」だけは私が実際にやった本物のやり方です。

 

 

 

藤井聡太四段対大橋貴洸四段 第48期新人王戦2回戦 レビュー

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第48期新人王戦二回戦
先手:大橋貴洸四段 
後手:藤井聡太四段
戦型:角換わり▲58金型VS△62金型

後手の藤井四段がやや作戦勝ち模様の駒組だったが、仕掛けのチャンスを見送ったため逆に大橋四段に鋭く仕掛けられて第1図。
△45歩に対して、次の攻めが鋭かった。

上図から▲同桂!が強手ではっきり先手がペースをつかむ。
以下△同桂▲53角成△42角にじっと▲26馬と引き上げて先手が良さそうだ。以下も順調に先手がリードを広げて第2図。ここでは後手がはっきり悪いが、藤井四段の指した次の手が凄かった。


上図から△28成銀!▲75銀にも△22玉。苦しい局面でじっと手渡し。
まるであの初代七冠王の全盛期を見ているような指し回しだ。28成銀は一番驚いた一着だった。以下、大橋四段は緩みなく攻めて第3図。ここで決め手級の1着が出る。

上図から▲86香!が好手。△85歩なら取って▲72馬だ。実戦は△83桂とまたしても辛い辛抱を強いて、このまま先手が押し切りそうなムードが濃厚になってきたが・・・第4図で事件が起こる。


上図から▲93桂成!△同角▲94歩(第5図)が一見すると妙手順。桂を犠牲に角を殺して先手必勝、と思えたが違った。絶妙の切り替えしがあったのだ。

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第5図で△84角!!!がお返しの妙手。▲同香なら△85桂▲98歩△64香が厳しい。実戦は角を取れずに▲54銀だがこれでは完全に流れがおかしくなった。▲54銀では▲74銀と85桂を封じておけばまだわずかに先手リードだった。一度逆転すれば藤井四段の終盤力は歴代最強レベルだ。瞬く間に勝勢を築き、第6図で華麗な寄せがある。


第6図から△95桂打▲78玉△77歩!▲同金△87金▲同金△同桂成▲同玉△95桂と華麗に詰まして後手の大逆転勝ちとなった。大橋四段としては第4図の▲93桂成さえなければ・・・という無念の一局だったかもしれない。この将棋が、藤井四段のデビュー以来の連勝の中で今のところ一番危ない将棋だったと思う。